『スカイ・イタリア』によりますと、ベナティア選手が今夏でユベントスを退団するとの決断を下した場合、後任にアヤックスのマタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt,18)選手が浮上しているとのことです。
デ・リフト選手は1999年8月生まれの18歳。昨シーズンにダビンソン・サンチェス選手(現トッテナム)との CB コンビでアヤックスのヨーロッパリーグ決勝進出に大きく貢献した選手です。
ユベントスが獲得に興味を示しているとのことですが、一筋縄では行かないでしょう。なぜなら、バルセロナなども興味を示す “期待の逸材” だからです。
しかも、選手とアヤックスとの現行契約は2021年までです。そのため、移籍金は5000万ユーロ前後は必要になると考えられるため、獲得に向けた難易度は高いと予想されます。
もし、デ・リフト選手を適正価格内で獲得できるのであれば、今夏に獲得したいところです。
その理由はデ・リフト選手を『ユベントスのクラブ内育成選手』にすることが可能だからです。UEFA の規定では「21歳を迎えるシーズン終了までに3シーズン在籍している」という条件を満たせば、『クラブ内育成選手』として登録が可能です。
したがって、2018/19 シーズン(のリーグ戦)が始まるまでにデ・リフト選手を獲得すれば、2020/21 シーズン終了時にデ・リフト選手は『ユベントスのクラブ内育成選手』となるのです。
ローン移籍で他チームに出してしまうと、条件を満たすことはできなくなりますが、オランダ代表の主力選手ですから心配は不要でしょう。
ただ、デ・リフト選手を『クラブ内育成選手』にすることができる可能性を持っているのはどのクラブも同じです。そのため、アヤックスにとっては “売り時の1つ” であり、争奪戦が起きる可能性があるのです。
現時点では、ユベントスは興味を示している段階でしょう。まずはベナティア選手の去就をはっきりさせる必要があるからです。
ユベントスの DF 陣が来季どのような顔ぶれになっているのかに注目です。