『スカイ・イタリア』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスとバイエルンがデ・リフト選手の移籍金で合意に達したとのことです。バイエルンがリュカ・エルナンデス選手の獲得に費やした移籍金と同程度になると予想されています。
デ・リフト選手の移籍金に対してユベントスとバイエルンの間での交渉が停滞していましたが、「(17日に)進展があった」とイタリア・メディアが一斉に報じています。
クラブ間で口頭合意した金額についてはメディアごとに差異があるものの「8000万ユーロ前後で妥結した」との見方が大勢です。
ユベントスは “デ・リフト選手の高年俸” から解放されるため、アヤックスから獲得した移籍金に近い額で手放すことはあり得るでしょう。
それと並行して「トリノのブレメル選手をめぐるイタリア・ダービーが勃発するかも」との報道が出ています。
ブレメル選手は “シュクリニアル選手を PSG に売却するインテル” が移籍先の最有力と見られており、「以下の条件で合意することが既定路線」と思われていました。
- 移籍金: 3000万ユーロ
- 年俸: 300万ユーロ(2027年夏までの契約)
しかし、デ・リフト選手の売却益を手にしたユベントスなら “クラブと選手の双方” に『インテルの提示額を上回るオファー』を出すことが可能です。
意中の移籍先がインテルであったとしても、好条件を引き出すためにユベントスの出方を待つことはあり得ます。
だから、突如としてイタリア・ダービーが勃発する可能性が報じられることになったのです。
ユベントスがブレメル選手に提示できる加入時のメリットは「両サイドバックにブラジル代表の主力選手がいる」ことです。カタールW杯のメンバーに滑り込める可能性が浮上する訳ですから、オファーを一蹴されることはないでしょう。
デ・リフト選手の移籍金がどのぐらいの額になるのか。デ・リフト選手の後任として迎えられるのは誰になるのかに注目です。