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レガ・セリエA、メディアプロ社からの放映権入札を満場一致で取り消す

 スカイ・イタリア』によりますと、2018/19 シーズンからの放映権に対して裁判沙汰になっていたイタリアですが、レガ・セリエAが満票で「メディアプロ社の入札を取り消す」との判断を下したとのことです。

画像:放映権料の行方が注目されるセリエA
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 メディアプロ社(スペイン)は 2018/19 シーズンから 2020/21 シーズンまで、イタリア国内でのセリエA放映権を獲得。

 ただ、自前の放送していないことが問題視され、応札をしていたスカイ・イタリアが「独占禁止法に違反する」との理由で提訴。ミラノの裁判所が訴えを認める判決を下していました。

 判決を受ける形で、リーグ側は17票(=降格した3チームには投票権を持たないため満票)でメディアプロ社の入札を取り消す決定を下したとのことです。

 

 今後の流れですが、まずは「放映権の再公募」が行われることでしょう。しかし、1度目の入札では「リーグ側が希望する入札額」を提示した企業は現れず、その後に希望額を上回る金額をメディアプロ社が提示し、合意に至ったとの経緯があります。

 スカイ・イタリアやメディアセットが入札額を大きく引き上げるとは考えにくいため、「高騰する放映権料」を見込んだクラブ経営が岐路に差し掛かる可能性があると言えるでしょう。

 やり直しの再公募において、リーグの希望額を満たす入札が行われるのか。放映事業者が “割の合わない入札” をする可能性は低いだけに来季以降の放映権がどのような形で落ち着くことになるのかに注目です。