スペイン『アス』によりますと、ユベントスはポグバ選手の移籍金として1億4000万ユーロを要求しているとのことです。
ポグバ選手ですが、「移籍金1億ユーロ」が示すように高騰している傾向にあります。「移籍金1億2000万ユーロ+トニ・クロース」を求めたとの報道から示されるようにユベントスはポグバ選手放出に乗り気ではありません。
『アス』が報じた今回の内容は「移籍金1億4000万ユーロ」をユベントスが求めたというものです。
レアル・マドリードが捻出できる金額であることは間違いないと思われますが、レアル側は9000万ユーロを超える移籍金を出すことには消極的となるでしょう。なぜなら、クリスティアーノ・ロナウド選手やギャレス・ベイル選手を獲得した際の移籍金を超えることはチームとして避けたいことと考えられるからです。
クラブ間の交渉については「ユベントスが要求する移籍金の額にどれだけ近づくか」が鍵になると思われます。
また、選手個人に提示する年俸についても開きがあると報じられています。
新たに契約を締結する選手はそのタイミングで年俸交渉を行います。世界最高のクラブに加入するのであれば、世界最高の年俸水準を要求することは当然のことでしょう。
ポグバ選手サイドは年俸3000万ユーロを要求していると『アス』は見ていますが、これは交渉序盤の条件提示であり、ここから駆け引きが始まります。ただ、ロナウド選手の給与を上回ることは想像できないため、この点で折り合いがつくのかがポイントになることでしょう。
もし、レアルが本気で「移籍金1億4000万ユーロ」を提示するのであれば、ポグバ選手を引き止めることは諦めた方が良さそうです。むしろ、その移籍金でチームを強化するためにどう利用するかを考えるべきでしょう。
ジダン選手を売却した時のようにチームの屋台骨を支えることができる2、3選手を獲得できれば、ファンは納得すると思われます。
例えば、マスチェラーノ選手はその条件に合致する選手の1人でしょう。実力者や有望な若手選手の中からどの選手を獲得するのか、フロント陣の腕次第です。1つの山場に差し掛かっていると言えるのではないでしょうか。