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ユベントス、レスター・シティとローマによるスーレ争奪戦を焚き付け中

 スカイ・イタリア』によりますと、プレミアリーグのレスターに続いてローマもスーレ選手の獲得に本腰を入れ始めたとのことです。ローマの提示額はユベントスの要求水準にまで達していないため、上乗せ提示があるかが注目点になるでしょう。

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 保有権を持つユベントスとスーレ選手の獲得を目指すクラブの状況は以下のとおりです。

  • ユベントス: 移籍金3500万ユーロを要求
    • コープマイネルス獲得の軍資金にするため
  • レスター・シティ: 2500万ユーロ+ボーナスを提示
  • ローマ:2200万ユーロ+ボーナスを提示
    • スーレ選手はローマ加入の方を好んでいる模様

 ユベントスとしては『移籍金3000万ユーロ+ボーナス』の提示であれば、スーレ選手の移籍を容認する考えなのでしょう。

 現状での提示額は『ボーナス込みで総額3000万ユーロ』。さらなる上乗せオファーを期待して提示を拒否している状況にあると見られています。

 

 ただ、予断を許さないのは「スーレ選手が(獲得提示額の低い)ローマを好んでいる様子」と報じられていることです。

  • ユベントスにとって好ましくないシナリオ:
    1. スーレ選手が乗り気でないと認識したレスターが獲得オファーを撤回
    2. “唯一の移籍先” となったローマが「情勢が変わった」を理由に獲得条件を引き下げ
    3. 「希望額を大きく下回る移籍金での放出」か「提示条件を拒否しての残留」かを迫られる

 争奪戦であれば、売り手であるユベントスの希望額に近い移籍金で妥結することになります。しかし、具体的な獲得オファーを出したクラブが “単一” であれば、売り手側の希望額が付く可能性は低いでしょう。

 売り手側が売却益を欲している場合であれば尚更です。

 

 スーレ選手を売却した場合は「右サイドを主戦場とする WG の補強」の必要性が増します。スーレ選手の去就がどのような結末を迎えるのかに注目です。