『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、今夏の移籍市場で有効となるディバラ選手の契約解除条項が発動した場合にローマはユベントスが保有権を持つスーレ選手を後任として考えているとのことです。
スーレ選手への処遇次第では成立する可能性のある移籍交渉だと言えるでしょう。
ローマは『2024年夏の移籍市場で有効となるディバラ選手の契約解除条項(※ イタリア国外のクラブだと1200万ユーロの移籍金)』が懸念事項となっており、契約解除条項が行使された場合に備えておく必要があります。
- 右サイドを主戦場とする左利きの WG を確保できれば理想
- 予算は潤沢ではない
- 移籍金収入: 1200万ユーロ+α
- ディバラの推定年俸: 500万ユーロ弱+所得税
2024年1月の移籍市場でエンポリからバルダンツィ選手を総額1500万ユーロで獲得していますが、バルダンツィ選手の本職は『トップ下』です。
ローマも 2024/25 シーズンの UEFA ヨーロッパリーグに参戦するため、過密日程に備えた選手層を用立てておく必要があります。だから、ディバラ選手が退団した場合の後任として “特長が似ているスーレ選手” がリストアップされているのでしょう。
スーレ選手にイタリア国内外から関心が寄せられている最大の理由は「2024/25 シーズンのユベントスでどのような立場からスタートするのかが不透明」だからです。
「右 WG の1番手としてプレシーズンを迎える」のか「適正額での移籍金なら売却可能」なのかが全く分からない状況です。事態は動き出すのは新監督からの『初期評価』が下されてからになるでしょう。
ローマが「ディバラ選手の後任が必要となった場合はスーレ選手に白羽の矢を立てる」ことは合理的です。
その一方で「スーレ選手が数ある関心の中からローマを選択」するかは分かりません。移籍金交渉に加え、スーレ選手自身が「完全移籍をするならセリエA以外」と考えている可能性もあるからです。
今シーズンのパフォーマンスと将来性が高く評価されているスーレ選手の去就がどのような結末を迎えるのかにも注目です。