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アッレグリ監督(当時)とトゥット紙のヴァチャゴ編集長、「両者間の問題は解消された」と ANSA に共同声明

 ユベントスから解任される前のアッレグリ監督とトゥット・スポルトのヴァチャゴ編集長がイタリアの通信社『ANSA』に「両者間の問題は解消された」との共同声明を送付していましたので内容を紹介いたします。

 内容は以下のとおりです。

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 アタランタ対ユベントス戦後の出来事およびその後のメディア上での論争に対し、監督マッシミリアーノ・アッレグリとトゥット・スポルト編集長グイド・ヴァチャゴは以下の声明を発表する。

 互いに話し合った後、両者は不快な状況を解消し、すべての問題を協調の精神と責任感を伴って解決した。

 マッシミリアーノ・アッレグリは水曜日の夜に起きた出来事に関して遺憾の意を表明しており、グイド・ヴァチャゴを脅迫・侮辱する意図は全くなかったと説明した。


 

 この件の発端はヴァチャゴ編集長が「クソ編集者、クラブからのリーク情報ではなく事実を紙面に書け!お前がどこに居るかは分かってるんだ。両耳を削ぎ落とすぞ!」とコッパ・イタリア決勝戦後にアッレグリ監督から侮辱・恫喝されたと主張したことです。

 これに対し、アッレグリ監督が弁護士を通して ANSA 上で主張を否定する声明を発表。ヴァチャゴ編集長が再反論する事態となっていました。

 両者の衝突は不可避と思われたものの、現地17日の午後に急転直下で和解。“両者が衝突すれば返り血を浴びることが確定しているユベントス” が「問題解決」をアピールするよう促したのでしょう。

 

 「ラビオやダニーロなど重鎮選手ですらアッレグリの方針に疑問を持っている」と書かれたのですから、“記事の内容がデタラメと認識する監督” が激昂するのは当たり前。

 両者がこのまま衝突するとヴァチャゴ編集長は「記事の裏付けとなる証拠を出す(=情報源を売る)」か「証拠を示せず自身が嘘つきになる」かのどちらかを迫られることになります。

 ゴール裏のウルトラスが『アッレグリ支持』の姿勢であることを踏まえると、“ヴァチャゴ編集長などメディアに名前を使われた選手” にとっては迷惑でしかありません。

 ちなみにクラブの理想的な対処は「全くの嘘で書かれた記事に激昂して執筆記者に詰め寄って暴言を浴びせた上、身体的な脅迫にまで及んだアッレグリの行為は断じて容認できない」とのクラブ声明文を出すことでした。

 ただ、それができなかったのです。その余波は “少なからずの影響” をもたらすことでしょう。

 

 今夏以降にヴァチャゴ編集長からの独占取材にアッレグリ監督が応じることがあるのかなどに注目です。