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アッレグリ監督:「ボヌッチには今年の2月から来季構想外を通達していた」

 アッレグリ監督が『DAZN イタリア』からのインタビュー取材の中でボヌッチ選手に関する言及をしたことが『トゥット・スポルト』などで取り上げられていましたので概要を紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「このような結末を迎えるのでは残念です。しかし、2月以降に私自身とクラブがボヌッチに対して来季はプレーを続けるために退団するか引退するかの決断をしなければならないと告げていたことは明白にしておきます。

 35〜36歳になりますし、彼はユベントスで歴史を作ったからです。ユベントスで55試合に出場した選手であり、足に痛みを覚えていてもピッチに立ち続けた選手です。

 ユベントスに多くを与えた選手であり、ユベントスは彼に多くを与えました。

 

 ボヌッチは自分のために重要な決断を下さなければならないと思います。この1年だけでなく、将来を見据えた決断をすべきです。人生において彼は若者なのですから。

 私が言及していることは彼に何の疑いもない時から言っていることです。

 彼のようなカンピオーネであってもキャリアの終焉は訪れます。今年でなくても来年には訪れるでしょう。そして引退の不安が過ぎるのは自然なことです。

 私はカンピオーネではなかったですし、普通の選手キャリアでしたから辞めるのは簡単でした。

 

 最初に受け入れる能力があるかが違いでしょう。最初に受け入れれば良いことですが、後になって受け入れれば億劫な時を過ごすことになります。彼は並外れた重要な選手でしたから。

 いずれにしてもユベントスの歴史に残るでしょう。ユベントスで500試合に出場した選手は限られていますから」

 




 

 アッレグリ監督とマンナ SD 代行は「ボヌッチは来季構想外」で2023年2月以降の方針は一致。『ユベントスでの公式戦500試合出場』を “餞別” にする考えでボヌッチ選手に重用したのでしょう。

 しかし、ボヌッチ選手はそうは受け取りませんでした。

 衰えが隠し切れない中で重用されていたのですから、来季構想外の通告は「シーズン最終盤の奮起を促すための発言」と解釈していたものと思われます。

 また、(当時はナポリの SD だった)ジュントーリ氏の就任が噂されており、『アッレグリ監督とマンナ SD 代行による決定』は “ジュントーリ新 SD の権限” で簡単に撤回される暫定的なものであったことも否定できません。

 こうした事情があったため、ジュントーリ FD が『アッレグリ監督とマンナ SD 代行による決定』を支持する形でボヌッチ選手に『今季構想外』を正式に通達してくることは想定外だったのでしょう。

 

 ボローニャ戦の前日会見でのアッレグリ監督の発言には即座に反応したボヌッチ選手ですが、今回は沈黙を貫いています。旗色が良くないと思われるボヌッチ選手が身の振り方をどうするのかに注目です。