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【試合後コメント】 2023/24 セリエA第33節 カリアリ対ユベントス

 スタディオ・ウニポル・ドムスで行われた 2023/24 セリエA第33節カリアリ戦に 2-2 で引き分けたユベントスのアッレグリ監督およびダニーロ選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「前半を説明するのは簡単です。私達はボールに近づきすぎたことでミスをし、相手に7度のセットプレーを許しました。

 カリアリのようなチームには闘わなければなりません。私達はプレー時間を長くすべきでしたし、技術的なミスをし、デュエルで競り負けました。同じレベルにないと苦戦しますし、カリアリは良いチームです。私達は試合を理解できていませんでした。

 カリアリは私達に飛びかかって来ましたし、最後には足を攣っていました。このような試合ではテクニックで凌駕するか、相手に奥行きを意識させる攻撃をするかです。

 私達は試合に残れないチームでしたし、他のチームにように走ることもできませんでした。後半は相手のペースが落ちたことで内容が良くなりました。運良く 0-0 で終わらない限り、このような前半からは抜け出せないでしょう。

 私達はミスを繰り返して来ましたが、試合を理解することは成長を意味します。カリアリでプレーすることは困難が伴います。ピッチではボールが転がりにくいからです。

 成長してレベルを上げたいのであれば、試合を理解しなければなりません。若いグループの成長に関する問題ですし、時には自らの手を汚さなければなりません。

 相手がハイペースである限り、私達は追従しなければなりません。試合がダーティーで美しさを欠いていたのであれば、それに対応しなければならないのです。

 T・ウェアとアルカラス?前半は私を含めて全員を変えなければならなかったでしょう。幸運にも後半に立ち直ることができました。アウェイ戦では長いこと勝てていません。

 チャンピオンズリーグ出場権を手繰り寄せる絶好の機会でしたが、グラスは半分満たされた状態です。

 コッパ・イタリアは決勝進出を目指すだけです。挽回を狙うラツィオとの対戦ですし、今日の前半のようなプレーをしているようでは厳しいでしょう」

 

ダニーロ選手:
「アッレグリ監督の発言は正しいです。前半の私達はユベントスのレベルではなかったですし、全員がそのことを知っています。

 盛り返す性質は持っていましたが、十分ではありませんでした。このような試合の前半ではその余裕がなかったからです。

 カンピオナートの後半戦では大きな浮き沈みがありました。要因は順位の上で首位から引き離されるなど多数あります。

 成長中の若手選手が多くいますし、沈黙を保ち、団結して仕事に取り組まなければなりません。次の試合のことを考えなければなりませんし、もちろんコッパ・イタリア決勝もです」

 




 

 端的に言うと、カリアリ戦は「アッレグリ監督が『当てつけ采配』で “捨てた試合” 」でした。

 “出場時間の確保を要望されているアルカラス選手” を先発で起用し、“サイドでの攻撃的な役割を求める声が多いキエーザ選手” を後半は 4-2-3-1 の左ワイドに配置して『現実』を内外に知らしめたからです。

 また、“内容の悪い選手ですら擁護するコメントを試合後に残すことが通例だったアッレグリ監督” が今節では「私を含めて前半45分は全員論外」と取材陣による批判に歩調を合わせ始めたことも特筆点です。

 この先に待っているのは「あのプレー(または判断)が試合結果に響いたことは否定しません」との同調ですから、アッレグリ監督に責任転嫁をすることで批判を免れていた『反アッレグリ派』が糾弾される事態も起こり得るでしょう。

 

 ユベントスは4月23日(火)にコッパ・イタリア準決勝ラツィオ戦のセカンドレグが控えています。2点リードがあるとは言え、今節カリアリ戦の前半のような内容だと敗退が現実味を帯びることになります。

 反省すべき点は反省し、中3日で迎えるアウェイでのラツィオ戦では決勝進出という結果を残すことができるのかに注目です。