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サイドバック不足から目を背けて「 “4バックの新生ユーヴェ” がウィンガー陣の補強に動く」と報じるイタリア・メディア

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリアの主要メディアが「ジュントリ FD は 4-2-3-1 を基本フォーメーションに据えてウィンガーなどの補強を行う」と歩調を合わせた記事を配信しています。

 ただ、この主張は現在の選手層を無視した内容です。「サイドバック不足」を無視した補強では効果は得られないでしょう。

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 ラツィオに所属するF・アンデルソン選手やザッカーニ選手の獲得に本腰を入れていると報じられているユベントスですが、2024/25 シーズンから4バックに移行する場合の『最優先補強ポイント』はサイドバックです。

表1: ユベントスが保有権を持つ本職サイドバック
契約 備考
カンビアーゾ 🇮🇹
('00年2月生・24歳)
'27年夏 ボローニャ時代に “左 SB” として頭角を現す
ダニーロ 🇧🇷
('91年7月生・32歳)
'25年夏 年齢的に稼働率を考慮する必要あり。左右両方でプレー可能も現在は CB
デ・シリオ 🇮🇹
('92年10月生・31歳)
'25年夏 左右両方でプレー可能だが、負傷離脱で稼働率が低すぎることが難
契約 備考
バルビエリ 🇮🇹
('02年8月生・21歳)
'26年夏 セリエB・ピサで25試合1568分に出場。3得点1アシスト
フラボッタ 🇮🇹
('99年6月生・24歳)
'26年夏 セリエB・バーリとコゼンツァで19試合1447分に出場。3得点1アシスト

 理由は「セリエAでの貢献が計算できるサイドバックを本職とする選手が明らかに不足しているから」です。

 “右利きと左利きの若手有望株を左右両サイドに擁している WG 陣” は『補強』で済みますが、“本職の選手が少ない SB 陣” は『補充』に乗り出さなければ4バックを維持することは困難です。

 この事実を無視した移籍報道は「飛ばし」である可能性を否定できないでしょう。

 

 また、4バックでは “4人で守れるクオリティーを持った DF” で構成する必要があります。

 3バックでは「WB が下がってくることで5バック」となる『人海戦術』が前提ですが、4バックでは「4人の DF で守る切ること」が前提です。

 ユベントスの現有戦力では「4バックを採用すると守り切れない」が実情ですし、“4人で守り切れるクオリティーを持った DF” を今夏の移籍市場で揃えるだけの資金的余裕がないことも事実です。

 『4バックへの移行』を掲げることは簡単ですが、『4バックへの移行』を敢行して結果を手にすることは並大抵ではないと思われます。

 

 ユベントスとって皮肉なのは “ユベントス下部組織出身で U-17 に昇格できなかったカヨデ選手” がフィオレンティーナでトップチームに定着したことでしょう。「19歳(2004年7月生まれ)の右 SB」はユベントスの補強ポイントに合致しているからです。

 『アルトゥール選手とカヨデ選手の交換トレード』が成立すれば理想的ですが、4バック移行の前提となる「サイドバック不足の解消」にユベントスのフロント陣がどう取り組むのかに注目です。