『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ボローニャのサルトリ SD が3月10日に行われたユベントス対アタランタ戦の視察に訪れていたとのことです。
アッレグリ監督との対談もあったと報じられているため、“今夏の移籍市場で獲得可能な若手選手” をリストアップする狙いがあったものと思われます。
チアゴ・モッタ監督に率いられた 2023/24 シーズンのボローニャは好調を維持。2024/25 シーズンはチャンピオンズリーグ出場が現実的に起こり得る状況となっています。
そうなると「シーズン50試合前後」を戦う過密日程は避けられません。
- 2024/25 シーズンに予想される公式戦: 47〜60試合
- セリエA: 38試合
- コッパ・イタリア: 1〜5試合
- セリエAで8位以内を想定
- UEFA CL/EL: 8〜17試合
- グループステージ: 8試合
- 決勝トーナメント: 2〜9試合(※ 進出時)
だから、“高額な年俸を必要としない選手” として「ユベントス下部組織出身の若手有望株」を獲得候補にリストアップしているのでしょう。
今季のユベントスもボローニャと同様に週1試合ですが、“下部組織出身の若手選手” は「ほぼ飼い殺し」と言える起用状況です。
来季は「欧州の舞台で戦うには経験不足」との理由で “下部組織出身の若手選手” の期限付き移籍先を(クラブの財務状況を無視して)探すと予想されますし、そうなればボローニャには「若手有望株を安価で確保できるチャンス」が生まれます。
ボローニャの最優先事項は『チアゴ・モッタ監督の慰留』ですが、「今季のチーム成績」と「(監督の意向を反映した)来季のチーム編成」が引き止めの鍵になるのは自明だからです。
また、ボローニャはプリマヴェーラからユベントス・Bチーム(= Next Gen)に選手を輩出しており、今季はスティヴァネッロ選手がBチームでセリエCの公式戦22試合1626分の出場を記録しています。
『逆ルートの開拓』も選手補強になり得るため、そのための準備と見ることもできるでしょう。2024年夏の移籍市場でユベントスとボローニャ間での移籍が成立するのかにも注目です。