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【移籍のウワサ】 ユベントス、フィオレンティーナからエンポリのハメド・トラオレを強奪?

 スカイ・イタリア』によりますと、エンポリのファブリツィオ・コルシ会長が「トラオレはユベントスに行く」と発言したとのことです。1月の移籍市場でフィオレンティーナ行きが発表されていただけに、“特殊な状況” となっています。

画像:ユベントス戦でプレーするハメド・トラオレ
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■ ハメド・トラオレ選手の経歴

 ハメド・トラオレ選手は2000年2月生まれの19歳。コートジボワール・アビジャン出身で 2016/17 シーズンからエンポリのプリマベーラでプレーし、過去2シーズンの成績は下表のとおりです。

表:トラオレ選手のエンポリでの出場成績
  大会名 得点 時間
2017/18 セリエB 10 (3) 0 348'
2018/19 セリエA 32 (26) 2 (2) 2268'
イタリア杯 1 0 31'

 昨年はセリエBで10試合プレーし、今季はセリエAで32試合(先発は26試合)に出場した中盤インサイドハーフの MF です。

 若手有望株ということもあり、冬にフィオレンティーナが保有権を獲得しました。ところが、今季終了後にコルシ会長が「取引は成立していない」と公表。去就が注目される状況となっていました。

 

■ トラオレ選手の保有権を巡る動き

 トラオレ選手の保有権に関する2019年1月以降の動きは次のとおりです。

1月15日 フィオレンティーナが「トラオレ選手を完全移籍で獲得した」と発表。2023年までの契約で、選手は今季終了時までエンポリに期限付き移籍
2月末 「トラオレが心臓の不整脈で契約が未締結では?」との記事をメディアが報じる
5月28日 エンポリのコルシ会長が「1月31日までに契約書が提出されていないため、トラオレの合意事項は無効。追加の健康診断要求にも応じたし、選手は完璧に健康」と発言
6月6日 ロッコ・コミッソ氏がフィオレンティーナの新オーナーに就任
6月12日 エンポリのコルシ会長が「トラオレをユベントスに売却する」と発言

 フィオレンティーナが「トラオレ選手の健康状態」に懸念を示したことで、移籍が成立していなかったことをエンポリのコルシ会長がシーズン後に認めていました。

 交渉継続となっても良い案件だったのですが、フィオレンティーナが売却されたこともあり、エンポリ側が新たな売却先を探したと言えるでしょう。そこに若手有望株選手の保有権を持ちたいユベントスと利害が一致したのだと考えられます。

 

■ トラオレ選手の来シーズンの所属先

 トラオレ選手の来季の所属先チームは「セリエA中位のチーム」になると予想されます。

 現所属先のエンポリはセリエBへの降格が決まっており、昇格を目指すチームの残る可能性はほぼゼロです。一方で、ユベントスのトップチームでレギュラー争いをするには「時期尚早」と見るべきであり、こちらの可能性も低いと考えられます。

 そのため、セリエAで中位に位置するチームに武者修行に出ることが濃厚と言えるでしょう。サッスオーロのデ・ゼルビ監督はトラオレ選手を高く評価していますし、センシ選手などの後任選手として白羽の矢が立つ可能性は十分にあるはずです。

 若手有望株のトラオレ選手の保有権をユベントスが正式に保有することになるのか。今後の続報に注目です。