2023/24 セリエC第28節が行われ、アウェイでペルージャと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はハーフタイム前後に1失点ずつを喫し、試合は 2-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 25: スカーリャ |
DF | 2: サヴォナ(→ 40' st. 36: アンジェレ) 5: ムハレモヴィッチ (C) 3: ストラマッチョーニ |
MF | 33: ペロッティ(→ 20' st. 15: コメネンシア) 29: サリフォ(→ 40' st. 41: ボネッティ) 21: パルンボ(→ 20' st. 50: ダ・グラカ) 7: ハサ 19: ローヒ |
FW | 9: チェッリ(→ 20' st. 17: ジェッラ) 44: セクロフ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。GK、右 CB、左 WB、2トップの計5選手を前節ルッケーゼ戦からは入れ替えてアウェイでのペルージャ戦に臨みます。
良い入りを見せたのはホームのペルージャ。7分に右サイドから仕掛けると、最後はトッラージがミドルシュート。しかし、これは GK スカーリャの正面を突いてしまう。
攻めるペルージャは27分に右サイドで得た FK からの空中戦でゴールを狙うもシュートは枠の右。対するユベントスも30分に右 CK からヘディングシュートを放つも、こちらはクロスバーの上を通過してしまう。
試合が動いたのは44分。ペルージャはスローインのボールをマトスがドリブルで持ち上がって倒れ込みながらラストパスを送ると、最後はシラが左足でシュートを流し込んで先制に成功する。
ハーフタイムでの修正を図りたいユベントスだったが、修正策を機能させたのはペルージャ。
ペルージャは55分に左サイドで FK を入れると競り合いで生じた混戦からパズがシュート。GK スカーリャがキャッチし切れなかったところをルイスが抜け目なく押し込み、2-0 とペルージャのリードは2点に拡大する。
ユベントスは59分に左サイドのローヒが入れたクロスからサリフォに絶好機が訪れたが、シュートは GK アダモニスの真正面を突いてノーゴール。
69分にはカウンターから最後は途中出場のジェッラが左足でシュートも右ポストを直撃。1点が遠い展開が続く。
対するペルージャも3点目を狙って攻め続けたが、シュート精度と GK スカーリャの反応に阻まれてゴールとはならず。
それでも試合は 2-0 で終了。ホームで地力の差を見せ付けたペルージャに軍配は上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「この試合に関して選手を叱責することはほとんどありません。私達は数多くの決定機を作り出すチームを相手にハイレベルなパフォーマンスを発揮しました。
試合を再びオープンにする機会はありましたが、フィニッシュのフェーズで十分ではありませんでした。そのことが残念です。得点できていれば違った試合結果だったかも知れないからです。
前半は私達の方が良かったと思います。その後は不注意から失点を許してしまいました。ペルージャは偉大なクオリティーを持つチームですが、両チームの差は今夜に関してはそこまでなかったと思います」
Bチームに関しては「(シーズン前半戦は)不利なエピソードばかりが訪れたことへの “揺り戻し” が収束しつつある状況」ですので実力どおりの試合結果となるのは妥当と言えるでしょう。
「両チームのクオリティーに大きな差がなかった」ことも事実です。ただ、注意力など試合の勝敗を分ける “ディテール(=細部)” には明確な違いがありました。
59分の決定機でゴールが生まれていたとしても、中盤でのボールロストから即座に 3-1 へと突き放されていた可能性も十分にあったのです。この点は若手選手の成長を促すためにも留意する必要があるはずです。
Bチームの次戦は3月2日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第29節グッビオ戦です。
アウェイでペルージャを相手に敗戦を喫したことは咎められません。ペルージャ戦での敗戦を教訓に出来ていなかった時に批判されることになるでしょう。敗戦を糧にしたプレーをグッビオ戦で披露できるのかに注目です。