2023/24 セリエC第27節が行われ、ホームにルッケーゼを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は前半に先制をされるも後半にアンジェレ選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 で引き分けました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 31: スティヴァネッロ 5: ムハレモヴィッチ (C) 3: ストラマッチョーニ |
MF | 33: ペロッティ(→ 1' st. 15: コメネンシア) 29: サリフォ(→ 1' st. 44: セクロフ) 21: パルンボ(→ 30' st. 41: ボネッティ) 7: ハサ 32: トゥリッキア(→ 30' st. 19: ローヒ) |
FW | 36: アンジェレ 17: ジェッラ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節がミッドウィーク開催だったこともあり、5選手の入れ替えを実施。中盤を3選手で構成し、前線はジェッラ選手とアンジェレ選手の2トップで臨みます。
先手を取ったのはロングボールを主体に攻め込むルッケーゼ。16分に右サイドで FK を獲得すると、最初に入れたクロスは跳ね返されたがカンジャニネッロが押し戻したボールを見事なボレーシュートで合わせて先制に成功する。
20分には左サイドを抜け出したリッツォ・ピンナに2点目のチャンスが訪れたが、これは GK ダッファラが横っ飛びセーブで追加点を阻む。
攻めあぐねていたユベントスは34分にパルンボのロングシュートが枠を捉えるも、GK キオーラがブロック。
41分にはジェッラが右サイドに展開してペロッティが狙いすましたクロスを送ったが、中央に詰めたユベントスのどの選手にも合わず。結局、前半は 0-1 とルッケーゼがリードを持って折り返す。
ハーフタイムでの修正策が機能したのは後半開始と同時に2選手の入れ替えを実施したユベントス。
51分にハサが左サイドでトゥリッキアに預けると、仕掛けたトゥリッキアからのラストパスを受けたアンジェレが右足での巻いたシュートでファーサイドを揺らし、1-1 の同点に追い付くことに成功する。
追いつかれたルッケーゼは失点直後から前線に人数をかけて勝ち越し点を狙うが、シュートの正確性を大きく欠いて GK ダッファラを脅かすまでには至らず。69分にはクリーニに決定機が訪れるも、GK ダッファラが右足で阻んでゴールとはならない。
一方のユベントスはルッセーゼの圧力に苦しんで相手 GK キオーラにセーブを強いることもできず。それでも最後まで耐え凌ぐことには成功。
試合は 1-1 で終了し、ユベントスは勝点1を積み重ねた。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達も直近の2試合でフィジカル面を消耗していたことが変更を決断した理由です。選手達のリアクションについて私は満足しています。
私達は良い試合をプレーしました。それから私達のペースが落ちた際は 1-2 とするゴールを許すリスクがありました。しかし、これは起こり得ることです。試合の一部ですから」
ルッケーゼがロングボールを効果的に織り交ぜた攻撃を選択したことでユベントスは「中盤でのプレス」が思うように機能せず、最終ラインが苦戦する時間帯が長く続いた試合となりました。
ターンオーバーをした試合で耐えたことは収穫ですし、劣勢の状況から同点に追い付けたことも収穫です。
シーズンを良い形で終えるには残りシーズンで若手選手がさらなる成長を遂げることが要求されます。フィジカル勝負に持ち込まれる試合が増えると予想される中で「どれだけ引き出しを増やせるか」がポイントになるでしょう。
Bチームの次戦は2月25日(日)に予定されている 2023/24 セリエC第28節ペルージャ戦です。
上位勢であるペルージャの胸を借りる試合で若手選手達がシーズン前半戦からどれだけ成長した試合を見せることができるのかに注目です。