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ラビオとマッケニーが「脱臼」で3月3日開催のセリエA第27節ナポリ戦は欠場へ

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『スカイ・イタリア』などが2月25日(月)に開催された 2023/24 セリエA第26節フロジノーネ戦で負傷交代となったラビオ選手とマッケニー選手の次節欠場を報じています。

 クラブからの公式発表はありませんが、両選手ともに脱臼を負ったことを考えると「欠場濃厚」と言わざるを得ないでしょう。

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 ラビオ選手はフロジノーネ戦の前半にフレメル選手と縺れて右足を負傷。その際に「右足・親指の第一関節を脱臼」してしまいました。

 患部に体重がかかると痛みが出るのですから、今週末の3月3日(日)に予定されているセリエA第27節ナポリ戦に出場することは非現実的でしょう。したがって、代替選手が必要となるはずです。

 もう1人のマッケニー選手はフロジノーネ戦の終盤にカイオ・ジョルジ選手との接触プレーで「左肩を脱臼」したことで途中交代となりました。

 こちらは『患部をテーピングでガチガチに固定して強行出場(し、3月の国際Aマッチデー期間での再建手術)』という選択肢を採ることは可能です。

 過去にはデ・リフト選手が採っているため、選手とチームの判断次第では「ナポリ戦の出場」はあり得る状況です。

 

 ユベントスとして “戦力的に” 苦しいのは「チームが『重用組(≒外様)』と『不遇組(≒内部育成)』に分裂している」ことです。

表1:トップチーム登録の選手(2024年2月末時点)
  選手名






GK 1:シュチェスニー
CB 3: ブレメル、4: ガッティ、12: A・サンドロ
WB 11: コスティッチ、22: T・ウェア、27: カンビアーゾ
MF 5: ロカテッリ、26: アルカラス
FW 7: キエーザ、9: ヴラホヴィッチ


CB 2:デ・シリオ、6: ダニーロ、33: T・ジャロ
MF 10: ポグバ、16: マッケニー、21: ファジョーリ、25: ラビオ
  選手名
不遇

育成組
GK 23: ピンソーリョ、36: ペリン
CB 13: ハイセン、24: ルガーニ
WB 17: イリング
MF 20: ミレッティ、41: ニコルッシ、47: ノンジェ
FW 14: ミリク、15: ユルディズ、18: ケーン

 分裂の起因はアッレグリ監督の選手起用。

 『重用組』は酷いパフォーマンスを継続したことでレギュラーから陥落しても「1ヶ月ほどでレギュラー復帰」となるのに対し、『不遇組』は好パフォーマンスを続けたとしても「レギュラーの座は最長1ヶ月」に留まるからです。

 そのような選手起用が続いている状況で「2023/24 シーズン前期に計上した人件費は前年度と同じ」と発表されれば、『重用組(≒外様)』と『不遇組(≒内部育成)』の分裂が隠し切れなくなるのは当たり前。

 「パフォーマンスや結果を残しても『チーム内での序列』や『クラブからの待遇』は変わらない」と実証されているのです。「残りシーズンで “チーム全体が” 上向く要素はない」と言わざるを得ないでしょう。

 

 『不遇組(≒内部育成)』への信用度の低さを考えると、ラビオ選手とマッケニー選手は文字どおり “強行出場” に踏み切ることになるでしょう。両選手の離脱期間がどのぐらいになるのかなど続報に注目です。