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Bチーム: 延長戦でルッケーゼに屈し、コッパ・セリエCは16強で敗退

 2023/24 コッパ・セリエCのラウンド16が行われ、アウェイでルッケーゼと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は土壇場の90分に PK で追い付いて延長戦に突入するも119分に決勝点を喫して敗退となりました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表:出場選手一覧(2023/24 セリエC杯・R-16 ルッケーゼ戦)
  選手名
GK 25: スカーリャ
DF 31: スティヴァネッロ
24: チティ
3: ストラマッチョーニ (C) (→ 22' st. 2: サヴォナ)
MF 33: ペロッティ(→ 43' st. 17: ジェッラ)
27: ヴァルデジ
26: ダミアーニ(→ 22' st. 21: パルンボ)
6: マレッサ(→ 31' st. 14: ムラッツィ)
19: ローヒ(→ 31' st. 18: エンテンダ)
FW 9: チェッリ(→ 1' pts 32: トゥリッキア)
36: アンジェレ

 ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ミッドウィーク開催のカップ戦であるため、セリエC第15節アレッツォ戦からは先発選手を全員入れ替えて試合に臨みます。

 

 試合は開始2分にジブリルが左サイドからの入れたクロスに合わせてスエヴァがヘディングシュート。しかし、GK スカーリャが好セーブで失点を防ぐ。

 対するユベントスは9分に右サイドを持ち上がったペロッティからのクロスをファーサイドでジェッラが折り返し、フリーのアンジェレが詰めるもシュートは枠を捉えず。ユベントスは絶好機を逸してしまう。

 一方のルッケーゼも31分にスエヴァがポストプレーから左足での反転シュートを放ったが右ポスト。前半は互いに均衡を破れず、0-0 で終了する。

 後半で先にチャンスを得たのもルッケーゼ。64分にイェボアが右サイドを抜け出して枠内シュートを放つも GK スカーリャが好セーブ。75分には左サイドから仕掛けたアラニャのシュートは右ポストに嫌われて膠着状態は続く。

 試合が動いたのは85分。右サイドからのクロスを素早く処理をしたピンナがペナルティーエリア手前から低い弾道のミドルシュートをゴール左下に突き刺し、ルッケーゼが先制に成功する。

 追い込まれたユベントスは89分に右サイドのサヴォナからの横パスを受けたアンジェレがエリア内で倒されて PK を獲得。これをパルンボが GK が飛んだ方向とは逆のゴール右下に決め、土壇場で 1-1 の同点に追い付く。

 延長戦で先にスコアを動かしたのはユベントス。104分にヴァルデジからのスルーパスに反応したジェッラがダイレクトシュートで GK コレッタを破り、1-2 と逆転に成功して延長前半を終える。

 このままでは終われないホームのルッケーゼは113分に右サイドからのクロスにマニャーヒがヘディングシュート。GK スカーリャが1歩も動けない鋭いシュートがゴール左下に決まり、スコアは 2-2 の振り出しに戻る。

 試合は PK 戦の雰囲気が漂い始めた118分にイェボアからのラストパスを受けたロッソが最後の決定機を決め切り、3-2 とルッケーゼが逆転に成功。残された時間でユベントスは同点に追い付くことはできず、コッパ・セリエCからの敗退が決まった。

 

 なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。

マッシモ・ブランビッラ監督:
「失望しているのは明らかです。このような延長戦での敗戦は良くないからです。しかし、同時に私達は90分の同点ゴールで延長戦に持ち込んだことも認識しなければなりません。

 コッパ・セリエCを戦い続けたかったですし、その意欲もありました。しかし、ルッケーゼが延長後半に私達よりもフレッシュで試合を覆すことができたのです。

 敗れはしましたが、この試合で見せた素晴らしいスピリットをトリノに持ち帰ることが収穫の1つと言えるでしょう。

 私達は選手たちが見せたパフォーマンスに全体的には満足しています。選手の多くはシーズン前半戦にあまり出場機会を得ていなかったのですが、今日の午後に見せたパフォーマンスは素晴らしいものでした。

 クリスマス休暇までに拮抗した試合が数多く待ち構えています。次戦に向けて心身ともに正しいエネルギーを充填することが必要不可欠になるでしょう」

 




 

 「惜しくも敗退した試合」と言えるでしょう。土壇場の90分に PK で追い付き、延長戦で一時は逆転に成功していたからです。

 ただ、リーグ戦のことを考えると「試合が落ち着いていなかった前半の立ち上がりに手にしたチャンスで先手を取り切れなかったこと」は反省材料になるはずです。

 ルッケーゼ戦でいうとアンジェレ選手が「決定機に顔を出してシュートを放つ」までは秀逸でしたが、得点期待値の高い局面で「シュートの正確性を欠いたこと」が悔やまれる結果となってしまいました。

 同点の PK を獲得したのはアンジェレ選手であり、流れの中で手にした決定機で得点に直結する精度の高いプレーを披露することでユルディズ選手のようにトップチーム昇格が近づくことになると思われます。

 

 Bチームの次戦は12月2日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第16節チェゼーナ戦です。

 グループ首位に立つチームとのアウェイ戦ですから厳しい試合になることでしょう。その中で若い選手たちがどのようなプレーを披露するのかに注目です。