NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

デロイト・フットボール・マネーリーグ、ユベントスは2024年版では11位に留まる

 会計法人のデロイト社が欧州サッカークラブの収益をランキング化する『Deloitte Football Money League』の2024年版を掲載していましたので紹介いたします。ユベントスは全体11位にランクインするも、上位とは大きく水を開けられる結果となりました。

 2024年版での上位15クラブと売上高は下表のとおりです。

PR

 

表1:デロイト・フットボール・マネーリーグ2024年版
  チーム名 所属 売上高(単位:百万ユーロ)
23/23 21/22 20/21
1 レアル・マドリード ESP 831.4 713.8 640.7
2 マンチェスター・C ENG 825.9 731 644.9
3 PSG FRA 801.8 654.2 556.2
4 バルセロナ ESP 800.1 638.2 582.1
5 マンチェスター・U ENG 745.8 688.8 558.0
6 バイエルン GER 744 653.6 611.4
7 リバプール ENG 682.9 701.7 550.4
8 トッテナム ENG 631.5 523 406.2
9 チェルシー ENG 589.4 568.3 493.1
10 アーセナル ENG 532.6 433.5 366.5
11 ユベントス ITA 432.4 400.6 433.5
12 ドルトムント GER 420 357 338
13 ミラン ITA 385.3 257 216
14 インテル ITA 378.9 308 331
15 アトレティコ ESP 364.1 393.9 333

 

 ユベントスの順位は昨年版と同じく全体11位。ただ、上位勢と大きく水を開けられる結果となりました。

 2020年以前は “8位のチェルシー” を9位グループの一員。その差は5000万ユーロ強でした。それが現在では “10位のアーセナル” を追う11位。売上高の差は「1億ユーロにまで拡大」しています。

 ユベントスは『イタリアで最も売上高の大きいクラブ』ですが、それでもプレミアリーグの “ビッグ6” とは最低でも1億ユーロの差があるのです。

 「現行制度下でイタリア勢がランキングのトップ10に返り咲くことは不可能」と言わざるを得ないでしょう。

 

 プレミアリーグは『欧州屈指の売上高を記録するクラブの数』が他国リーグの2倍です。「リーグ戦での魅力的な対戦カード数が2倍」なのですから、放映権料で「2倍近くの差」が生じるのは当然です。

 親会社がユベントスに『持続可能な経営』を厳命したことは(クラブを取り巻く経営環境を加味しても)間違っていないですし、『Bチームが輩出した若手有望株がトップチームの新陳代謝を促すことで移籍金収入を得る形を確立すること』も求められるようになるでしょう。

 

 “費用対効果が思わしくない選手” を抱え続ける経営的な余裕は失われているだけにユベントスの現フロント陣がどのようにやりくりをして行くのかにも注目です。