UEFA は公式サイト上で 2017/18 シーズンのチャンピオンズリーグに参加したクラブに対する賞金の分配額(PDF)を発表いたしました。ユベントスは8005万ユーロで昨シーズンの全体トップから4位に後退しています。
なお、獲得賞金が大きかったクラブのトップ10は以下のとおりです。
- レアル・マドリー(ESP):8865万ユーロ
- ローマ(ITA):8380万ユーロ
- リバプール(ENG): 8128万ユーロ
- ユベントス(ITA):8005万ユーロ
- バイエルン(GER):7049万ユーロ
- チェルシー(ENG):6515万ユーロ
- マン・C(ENG):6382万ユーロ
- PSG(FRA):6205万ユーロ
- トッテナム(ENG):6130万ユーロ
- バルセロナ(ESP):5743万ユーロ
ユベントスが昨シーズン(= 2016/17 シーズン)にチャンピオンズリーグで獲得した賞金額は1億1043万ユーロでしたので、約3000万ユーロのマイナスとなってしまいました。
2017/18 シーズンに記録した決算が「1920万ユーロの赤字」でしたから、「チャンピオンズリーグで準決勝以上に勝ち残れていれば、黒字を維持することはできていたかも知れない」と言えるでしょう。
ちなみに、2017/18 シーズンに獲得奨金額が大きかった2クラブとユベントスとの比較は下表のとおりです。
項目 | ユベントス | R・マドリー | ローマ |
---|---|---|---|
参加給 | 12,700,000 | ||
成績給 | 5,893,000 (7,908,000) |
7,024,000 | 5,893,000 |
市場給 | 48,964,000 (58,826,000) |
33,430,000 | 45,209,000 |
R.16 | 6,000,000 | ||
QF | 6,500,000 | ||
SF | ー (7,500,000) |
7,500,000 | |
Final | ー (11,000,000) |
15,500,000 | ー |
合計 | 80,057,000 (110,434,000) |
88,654,000 | 83,802,000 |
ユベントスが獲得した賞金額が昨シーズンよりも減少した理由は「準々決勝で敗退したこと」と「グループステージでの勝利数が少なかったこと」の2点です。
前者で「準決勝・決勝に進出した際のボーナス給」を逃し、後者で「グループステージの成績給」を少なくする結果となったのです。グループでの成績は4勝2分から3勝2分1敗となったのですが、1勝分が200万ユーロに直結していますので、地味にダメージはあると言えるでしょう。
そのチャンピオンズリーグですが、今季(= 2018/19 シーズン)から賞金の分配方法が変更となります。『成績給』における勝利や進出の価値が大きなっていることに加え、UEFA の『係数給』も新設されています。
クラブの拡大戦略を掲げるユベントスにとって、チャンピオンズリーグでの獲得賞金は重要な収入源です。今季はどれだけ収益をあげることができるのか。ピッチ上での成績に連動する獲得賞金の額にも注目です。