2024年夏の移籍市場でユベントスからプレミアリーグのボーンマスに完全移籍をしたハイセン選手が『ガゼッタ・デッロ・スポルト』からのインタビュー取材に応じていましたので概要を紹介いたします。

ディーン・ハイセン選手:
「正直に言って、離れたくはありませんでした。私の選択ではありません。
コンティナッサでの準備が始まった最初の数日でマネジメントとチアゴ・モッタが私の移籍金を調達する必要があると告げ、私は解決策を見付けるべき状況となりました。スポーツ・ディレクターです。
私の決断ではありませんが、後悔はしていません。ボーンマスでの冒険に日々満足していますから。
友人であるユルディズのことを恋しく思います。良く話しますし、彼はユーヴェで本当に幸せだと思います。彼を信じることに問題はありません。背番号10に値しますし、ユーヴェのスタイルを上手く体現しています。
チアゴ・ピントは昨年1月にローマで私と契約しており、今夏はボーンマスの野心的なプロジェクトを説明してくれました。彼が7月に説明してくれたことは現実になっています。だから、後悔はありません。
現在6位にも驚きはありません。私達はキャノン砲です。素晴らしい指揮官と素晴らしい選手達がいるのです。チャンピオンズリーグを夢見ています。
ですが、立ち位置を考えると UEFA のコンペティションに出場すれば並外れた結果となるでしょう。来シーズンはヨーロッパでユーヴェまたはローマと対時したいと思います。
アッレグリ?彼が私に付けたニックネームを思い出しますね。“食事と睡眠” と呼ばれていました。トリノでの私の生活はトレーニングをし、食事をし、そして睡眠を取っていたからです。
アッレグリにはこれからも感謝し続けるでしょう。ユベントスでセリエAデビューを果たさせてくれたのですから」
ユベントスが2024年7月に完全移籍で獲得した3選手の移籍金が計5080万ユーロですから、7月上旬に「ハイセン選手の売却で獲得資金を用立てる」と上層部が決断していた場合の辻褄は合います。
2024年7月にユベントスを離れた5選手が残した『移籍金の売上高』は7580万ユーロですが、『収益額』は5580万ユーロだったからです。
| 日付 | 選手名 | Age | 推定年俸 (※ 税別) |
償却費 | 移籍金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7/5 | ディ・グレゴリオ | 26 | €2.5m | €4.5m (レンタル) |
€18m |
| 7/10 | K・テュラム | 23 | €2.5m | €4m | €20m |
| 7/18 | カバル | 23 | €1.3m | €2.6m | €12.8m |
| 日付 | 選手名 | Age | 推定年俸 (※ 税別) |
償却費 (残存簿価) |
売却額 (損益額) |
| 7/1 | イリング | 20 | €1m | €0.6m (€0.6m) |
€14m (+€11.9m) |
| 7/1 | バッレネチェア | 23 | - | €0.6m (€1.2m) |
€8m (+€5.5m) |
| 7/9 | ケーン | 24 | €3m ※ 税優遇 |
€9.6m (€9.6m) |
€13m (+€2.3m) |
| 7/30 | スーレ | 21 | - | €0.4m (€0.8m) |
€25.6m (+€22.4m) |
| 7/30 | ハイセン | 19 | - | - | €15.2m (+€13.7m) |
ちなみに、差額が2000万ユーロもある理由は「残存簿価の清算」や「連帯育成金の支払い」など費用面の存在です。
“2024年7月分の会計面だけ” に限定すれば、ユベントスの移籍市場はバランスが取れていました。そのためにハイセン選手の売却を敢行したのでしょう。
最近はファジョーリ選手のパフォーマンスが(信じられないほど)低調ですが、ハイセン選手の時と同様にクラブがファジョーリ選手に対して「売却による移籍金を用立てる必要がある」と通告済である可能性は十分あり得ます。
その “答え合わせ” が行われる2025年1月の移籍市場でユベントスがどのような動きを見せるのかに注目です。