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ポグバのドーピング陽性問題、検察側が「4年間の出場停止処分」を求刑して法廷闘争が幕開け

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア・メディアが「ドーピング問題で暫定的な出場停止処分下にあるポグバ選手に対して検察側が4年間の出場停止処分を求刑した」と一斉に報じています。

 法廷闘争の幕開けを意味する出来事ですが、1審の判決が出るのは過去の判例を考えると2024年1月下旬になると予想されます。

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 ポグバ選手のドーピング陽性問題に関する時系列は2023年12月8日時点で以下のとおりです。

  1. 『A検体』の検査結果は?
    • 対象: 8月20日に採取された検体
    • 『テストステロン』の項目で異常値を検出
    • 9月11日付で暫定的な出場停止処分が科される
  2. 『B検体』の検査結果は?
    • 10月5日に再検査
    • 『テストステロン』ではなく『DHEA』の項目が異常値と報道
      • ステロイドの一種
      • アメリカでは『DHEA サプリメント』が販売されている
      • IOC は『DHEA』をドーピング薬物に指定
    • 暫定的な出場停止処分は継続中
  3. 陽性反応を示したアスリートからの弁明は?
    • 再検査から7日以内の異議申し立ては可能
    • 弁明の提出期限は(遅くとも)2023年10月中旬
  4. アンチドーピング機関から処分内容が正式決定
    1. イタリア当局との司法取引:処分は軽減されるが控訴不可
    2. 法廷闘争:処分の重さは通常だが控訴可能
      • 「CONI のアンチドーピング検事局が4年間の出場停止を求刑」と報道(2023年12月7日)
  5. 処分不服の場合は CAS (スポーツ仲裁裁判所)に上訴

 2023年10月中旬に期限が設定されていた「アスリート側からの弁明書の提出期日」から動きがなかったのですが、「法廷闘争の開始」という形で動き出しました。

 ポグバ選手側は『徹底抗戦』を選択すると予想されるため、ユベントス側からの介入は不可能でしょう。したがって、ユベントスは「1審判決を待つ」という選択肢のみが与えられることになります。

 

 ちなみに、1審判決が出るには「1ヶ月半ほどを要する」でしょう。

 2014年11月28日に CONI が「当時の恋人へのドーピング検査に非協力的だった」との理由でカロリーナ・コストナー氏に4年3ヶ月の出場停止処分を求刑。2015年1月16日に1年4ヶ月の出場停止処分が下ったからです。

 12月初旬に検察が求刑した『ポグバ選手の事例』では翌年1月末には判決が出るはずです。

 現在のユベントスは「公式戦に出場できないことを理由にした年俸の支払停止は可能」ですが、「選手を解雇する根拠(=アンチドーピング機関からの正式処分)はない状態」となっています。

 だから、クラブとして静観を決め込んでいるように映るのです。

 

 ユベントスは『ポグバ選手との契約解除』を基本線に据えていると思われますが、2024年6月30日以前までにポグバ選手との契約を解消してしまうと『成長令』の適応対象から外れて追加納税が必要になってしまう問題もあります。

 「年明けに発表されるであろう1審判決」と「判決を受けてのユベントスの対応」に注目です。