2023/24 セリエＣ第16節が行われ、アウェイでチェゼーナと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はピエラッチーニ選手に決勝点を許し、1-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 31: スティヴァネッロ 13: ポーリ (C) 5: ムハレモヴィッチ |
| MF | 2: サヴォナ 26: ダミアーニ（→ 1' st. 27: ヴァルデジ） 21: パルンボ 15: コメネンシア（→ 31' st. 9: チェッリ） 32: トゥリッキア（→ 31' st. 14: ムラッツィ） |
| FW | 17: ジェッラ 36: アンジェレ（→ 41' st. 23: マンチーニ） |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。中盤ではハサ選手が負傷離脱中のため、オーバーエイジ枠のダミアーニ選手を先発で起用。前線はジェッラ選手とアンジェレ選手の2トップで試合に臨みます。
最初に惜しい場面を作ったのはチェゼーナ。15分に右サイドの深い位置にまで侵入したアダモからの折り返しをシェペンディが狙うも、ユベントスの守備陣に当たった跳ね返りでシュートは枠を捉えず。
攻め続けるチェゼーナは25分にサベールが強烈なミドルシュート。だが、GK ダッファラが身体を目一杯伸ばした好セーブで応戦し、辛くも CK に逃れる。
防戦一方のユベントスは35分に相手のロングシュートをブロックするとアンジェレが自陣からカウンターを発動。ラストパスを受けたコメネンシアがシュートを放ったが、GK ピッセリに阻まれてゴールとはならず。
前半はユベントスがチェゼーナの攻撃を耐えしのぐことに成功し、0-0 で折り返すこととなる。
後半で先に決定機を得たのもチェゼーナ。56分にカルグボの高速ドリブルからのラストパスに反応したコラッツァが狙うも、シュートはムハレモヴィッチのスライディングブロックで阻まれてしまう。
直後の58分には右サイドからのクロスに合わせて飛び込んだカルグボがヘディングシュートを放つも、ボールはポストのわずかに左。ユベントスは苦しい時間帯が続く。
スコアが動いたのは68分。チェゼーナは左 CK からピエラッチーニがヘディングシュートをゴール右上に決め、遂に均衡を破ることに成功する。
1点が必要となったユベントスは前がかりになるもチェゼーナとの地力の差に阻まれて相手ゴールを脅かせず。一方のチェゼーナもシュート精度の悪さと GK ダッファラの好守に阻まれて2点目を奪えない。
結局、この後にスコアが動くことなく試合終了のホイッスル。試合は 1-0 で終了し、チェゼーナに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「グループ首位に立つ強力なチームを相手に良いパフォーマンスをしました。私達は耐え凌ぎで明らかなチャンスを手にしたのですが、後半はチェゼーナが首位の力を発揮しました。
残念です。選手たちのパフォーマンスは良かったですし、苦しい試合になることは分かっていたからです。これからは延期となっていたルッケーゼ戦のことを考えましょう。
私達は勝点を必要としていますし、そのためのパフォーマンスも必要です」
首位チェゼーナとのアウェイ戦ですから、結果が敗戦であることは想定内。終始押し込まれ続けた内容も「現在の実力差」と割り切ることができると思われます。
収穫となったのは「最終ラインで先発した3選手がチェゼーナの攻撃陣と互角に渡り合えたこと」です。
首位チームが有する攻撃陣を上回る陣容を要するチームは “存在しない” のですから、このことをチーム全体が自信に変えて「攻撃時のクオリティーを高められるか」が次節以降のバロメーターになるでしょう。
Ｂチームの次戦は12月6日（水）に予定されている 2023/24 セリエＣ第8節ルッケーゼ戦です。
10月の国際Ａマッチデーによって延期となっていた試合が組み込まれたことでコッパ・セリエＣのラウンド16で敗退した相手と同一会場でのリーグ戦となりました。
直近2試合での内容を若い選手たちがどのように活かし、勝点獲得を狙うのかに注目です。
