ユーパワー・スタジアムで行われた 2023/24 セリエA第14節モンツァ戦に 1-2 で勝利したユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「私達は良い前半をプレーしましたし、チャンスでリードを2点に広げるために積極的にプレーしました。後半はモンツァがボールをより保持し、私達のリスクはごく僅かでしたがカルボーニがゴールを決めました。
その後に即座のリアクションがあり、選手たちは勝利を収めました。ポジティブなグループに属していたとしても疑問は常に付き纏いますし、最後までフォローしなければなりません。
試合に勝つことは難しいですし、私達は自分たちの限界を知っています。勝利のために常に仕事をしなければなりません。全選手がすぐに回復してくれることを望んでいます。重要なことをしているグループがありますが、立ち止まることなく常に改善を目指して歩み続けなければならないのです。
ヴラホヴィッチの PK 失敗?彼は良い試合をプレーしていました。PK 失敗後も試合に入っていましたし、それが最も重要なことです。
私達は5位との勝点差を広げました。昨季は私達をクリーンシートに封じて勝点6を得たチームとのアウェイ戦で重要な勝点3を獲得したのです」
フェデリコ・ガッティ選手:
「このような重要なゴールを決めた感情はクレイジーです。私達は試合前に順位表のトップに立たなければならないと自分たちに言い聞かせました。
失点は残念に思います。もっと上手くできたはずですし、私達に疲れがあったからだと思います。しかし、即座にリードを奪えたことは嬉しいです。勝点3の価値は大きいですから。
私達は常に勝つためにプレーしています。私達に対して昨季は2戦2勝のタフでコンパクトなチームを相手にした非常にタフな試合でした。今夜は私達が勝ちました。
私はこのチーム、このグループのために生きています。チームメイトのためにすべてを横に置いていますし、ここは第2の家族です。ハードワークは報われます。
昨年はモンツァ戦でミスによるゴールを許しましたし、それが今夜の感情へと繋がりました。ピッチ内外でもっとハードワークしなければならないと認識しましたから」
アレックス・サンドロ選手:
「良い感覚です。復帰できて嬉しいですし、何よりもチームの勝利を嬉しく思います。スタッフ陣と良い仕事ができましたし、良い状態で戻ってこれたことを彼らに感謝したいです。
このような試合でプレーをするのは素晴らしいことです。もう少しリラックスできる方法で勝てれば良かったのですが、勝利は素晴らしいものでした。ここにいる私達は勝つために苦しまなければならないことを知っています。
ダニーロの復帰も嬉しく思います。良い状態で復帰しましたし、彼はチーム全体にとっても重要な人物です」
「0-1 での逃げ切りに失敗したこと」が取り上げられることになるでしょう。
リードを得たチームが『カウンター狙いの守備ブロック』を敷くのは常套手段です。また、ピッチが雨でスリッピーだったことも「得点が必要なチームの焦りを誘発しやすい状況」でした。
しかし、モンツァの圧力を受けて MF 陣が最終ラインに吸収されたことで『守備ブロックの厚み』が失われて、後半のアディショナルタイムに同点ゴールを許すことになったのです。
試合は “失点に関与した選手” が汚名返上のプレーで即座にリードを取り戻したことでユベントスが勝利しましたが、『試合の終わらせ方の是非』や『同点ゴールを許した時の各選手のポジショニング』は精査すべきでしょう。
「1点のリードでは心許ないという厳しい現実」が何度も突き付けられているからです。
次節の対戦相手であるナポリは「モンツァよりも攻撃の圧力が強いチーム」です。今節で得た教訓をアッレグリ監督がどのように活用するのかに注目です。