2023/24 セリエＣ第12節が行われ、アウェイでポンテデーラと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）は前半にセッレリ選手のゴールを許し、1-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 31: スティヴァネッロ（→ 36' st. 23: マンチーニ） 13: ポーリ (C) 5: ムハレモヴィッチ |
| MF | 14: ムラッツィ（→ 25' st. 2: サヴォナ） 15: コメネンシア（→ 36' st. 6: マレッサ） 7: ハサ 21: パルンボ（→ 1' st. 36: アンジェレ） 19: ローヒ（→ 25' st. 18: エンテンダ） |
| FW | 11: ムバングラ 17: ジェッラ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ユルディズ選手やハイセン選手がトップチームに帯同中であることと中2日でコッパ・セリエＣが控えているため、ターンオーバーを実施した布陣で試合に臨みます。
先手を取ったのはホームのポンテデーラ。10分に最終ラインのスピチェからのロングフィードに反応したセッレリが抜け出して右足でのスライディングシュートを決め、ポンテデーラが1点を先制する。
反撃したいユベントスだったが、13分にベンチから暴言を発した人物を特定できなかった主審がブランビッラ監督以下3名を退席処分にし、反撃のムードが萎む形となる。
一進一退の状況が続く中、ユベントスは38分にハサが左サイドを突破して右足アウトサイドでシュート。だが、GK スタンカンピアーノが好守で CK に逃れて同点ゴールとはならず。
結局、前半は 1-0 とポンテデーラがリードを持って折り返すことに成功する。
1点リードのポンテデーラは高さを活かしてサイドからのクロス攻撃で追加点を狙うもシュートを枠に飛ばすまでには至らず。
ユベントスも76分に縦パスを受けたジェッラの落としにアンジェレが右足で合わせたが、シュートは戻って来た DF にスライディングで阻まれてしまう。
ユベントスは86分にジェッラのポストプレーから今度はマンチーニが狙うも相手 DF がまたもスライディングブロック。90分にマンチーニが放った FK は GK の好守に阻まれてゴールは生まれず。
試合は前半の1点が重くのしかかる結果となり、1-0 でポンテデーラが制した。
なお、ブランビッラ監督の代行として指揮を取ったコンテ副監督は試合後に次のようにコメントしています。
ミルコ・コンテ副監督：
「エピソードに関係なく、私達は多くの決定機を作り出していました。特に後半はそうでしたし、結果を掴むこともできたでしょう。引き分けが妥当な結果だと思います。
ここでの試合は簡単ではないことは分かっていましたし、私達が対戦したのは良いカンピオナートを送っているチームです。
前半は少し苦労しましたし、相手を私達のミスを突こうと待ち構えていました。いくつかの状況ではより良いプレーが選択できたと思います。しかし、私達は試合に留まりました。
それから後半は同点に追い付く決定的なチャンスが 2〜3 回ありましたが、ゴールを決めることはできませんでした。
目標？私はここで4年目ですが、目標は常に同じです。順位表を無視する訳ではありません。成長することに常に焦点を合わせています。
新しいグループですし、昨年とは異なるカンピオナートを戦っているのです。理解しなければならないことがあるのは当然です。やっていることに満足していますし、仕事を継続しなければなりません。
間違いを繰り返さないようにミスから学んでいるのです」
試合内容と結果が結び付かなかったという意味でユベントス側にしてみれば「悔やまれる試合」と言わざるを得ないでしょう。しかし、これもサッカーです。
チームとして決定機を作り出すことはできているため、勝点を持ち帰ることができるかは「FW 陣の決定力次第」という状況にあります。
現在のＢチームで最も決定力を期待できるのはユルディズ選手ですが、トップチームへの帯同が基本となっている状況で戦力として期待すべきではないでしょう。
したがって、「ユルディズ選手に代わるポイントゲッターの育成」が喫緊の課題になるはずです。「ゴール前での冷静さを持つための視野の広さ」を若手 FW 陣に習得させられるかが鍵になると思われます。
Ｂチームの次戦は11月8日（水）に行われる 2023/24 コッパ・セリエＣの2回戦トレス戦です。リーグ戦とは異なる一発勝負のカップ戦でどのような戦いぶりをみせてくれるのかに注目です。
