2023/24 コッパ・セリエCの2回戦が行われ、ホームにトレスを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は延長前半のコメネンシア選手のゴールで 1-0 の勝利を手にし、ラウンド16に駒を進めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 25: スカーリャ |
DF | 33: ペロッティ 24: チティ(→ 5' pts 5: ムハレモヴィッチ) 31: スティヴァネッロ |
MF | 27: ヴァルデジ 6: マレッサ(→ 29' st. 15: コメネンシア) 28: ドラティオット(→ 17' st. 7: ハサ) 21: パルンボ (C)(→ 44' st. 2: サヴォナ) 18: エンテンダ(→ 17' st. 19: ローヒ) |
FW | 11: ムバングラ(→ 29' st. 17: ジェッラ) 36: アンジェレ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ミッドウィーク開催のカップ戦ということでターンオーバーを選択し、1回戦ヴェルチェッリ戦で先発した選手をスタメンに起用して試合に臨みます。
一発勝負のカップ戦ということもあり、両チームともに慎重な入りを見せる。ユベントスは7分と19分にアンジェレにボールが渡ったが、相手 GK にセーブを強いる枠内シュートを放つまでには至らず。
対するトレスは26分に右サイドのマンドレッリが入れたクロスに逆サイドから飛び込んで来たヴェルドゥチがヘディングシュートで合わせたが、こちらも枠を外してしまう。
単発の攻めに終始した前半の攻撃をハーフタイムで先に修正したのはユベントス。
50分にアンジェレからのクロスに合わせてエリア内に侵入したパルンボがシュートもトレス DF 陣の決死のブロックに阻まれ、こぼれ球を回収したアンジェレもシュートを引っ掛けて枠の右に飛ばしてしまう。
対するトレスは63分に右 CK からゴール前でシニエガがフリーになったが、肝心のヘディングシュートをミス。ユベントスは肝を冷やす。
トレスは71分に左サイドのクロスからフィッシュナレルに決定機が訪れたがシュートはスティヴァネッロがブロックでゴールを阻止。ユベントスは77分にハサのスルーパスにジェッラが反応したが、ファール寸前の守備に阻まれて決定機を手にすることはできない。
結局、両チームともに90分でスコアを動かすことはできず。試合は延長戦へと突入する。
試合が動いたのは95分。91分にも抜け出しから惜しいシュートを放っていたコメネンシアが左サイドから中に絞ったヴァルデジからの縦パスを受け、反転してからのミドルシュート。これがゴールに突き刺さり、ユベントスが先制に成功する。
対するトレスは103分に右サイドで得た FK からスコットがゴール前でフリックシュートを放ったが、GK スカーリャが好セーブで CK に逃れてゴールを死守。
トレスは延長後半の108分にもフィッシュナレルが左足でゴール左下に決定的なシュートを放ったが、GK スカーリャが横っ飛びセーブで応戦してゴールとはならず。
試合はコメネンシアのゴールを守り切ったユベントスが 1-0 で勝利、SPAL とルッケーゼの勝者とラウンド16で対戦することが決定した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「今日は拮抗した試合でしたし、時にはダーティーな場面もありました。私達は突破を信じていましたし、そして報われました。
試合では今季あまりプレーできていない選手たちがスペースを発見しました。彼らが良いプレーをすることに疑いの余地はありません。トレーニングで常にベストを尽くし、チームに関与していたからです。
週末に対戦するカッラレーゼは昨季に成績を残しており、今季も同じことをするでしょう。私達は現実としてのカンピオナートを知っていますし、価値どおりの結果になる保証もないのです。
カッラレーゼは好調を維持していますし、難しい挑戦が私達を待ち受けているでしょう。経験したことを認識していますし、仕事を続けなければならないことを知っています。カンピオナートにおいても状況が改善されると信じています」
カンピオナートで首位に立つトレスとの一発勝負を制したことは自信になるでしょう。両チームとも控え組が先発起用される状況とは言え、延長戦にまで突入したことで一部の主力選手もピッチに立つことになったからです。
チームにとって重要なのは「コッパ・セリエCで得た好感触をリーグ戦(カンピオナート)に活かせるか」です。
カップ戦は「タイトル」と「昇格プレーオフのシード権」が手に入りますが、カンピオナートの上位チームも「昇格プレーオフのシード権」が与えられます。したがって、リーグ戦でも結果を残すことが期待されることになるのです。
Bチームの次戦は11月12日(日)に予定されている 2023/24 セリエC第13節カッラレーゼ戦です。
スペースが生じ始めた後半戦では主導権を握ることができていたため、「スペースが限定される前半」や「ゴール前での攻撃陣の冷静さ」が問われることになるでしょう。若手選手たちが成長している姿をプレーで見せてくれることに期待です。