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2024/25 シーズン以降のイタリア国内向けセリエA放映権、「微減となる年間9億ユーロで妥協するか」の期限が迫る

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、2024/25 シーズン以降のイタリア国内向けセリエA放映権料の交渉が大詰めを迎えているとのことです。事業者側からの提示条件は「放映権料の微減」であり、各クラブの思惑が乱れる形となっています。

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 イタリア国内向けのセリエA放映権は 2021/22 シーズンからの3年契約で DAZN とスカイが保有し、年間に約10億ユーロ(※ 厳密には9億2750万ユーロ)がリーグ側に支払われています。

 2024/25 シーズンからは『新契約』となるのですが、“現行契約期間で煮え湯を飲まされる形となった放送・配信事業者” が『現行水準を上回る条件での公募』には応じず。

 『現行水準を下回る放映権料の提示』に留まっており、レガ・セリエAを構成する各クラブが提示条件に難色を示して交渉妥結の気配が感じられない状況になっています。

 

 現状は DAZN とスカイが『年間9億ユーロの放映権料』を提示。この提示の有効期限が2023年10月23日に設定されていることから、「このオファーをどうするか」の決断がリーグ側に求められています。

 リーグ機構での採決は『14クラブの賛成』で通過させることはできますが、『年間9億ユーロの放映権料』に「賛成」と票読みで見られているのは13クラブ。アメリカ系のオーナーを有するクラブは「反対」の立場です。

  1. 賛成派: 13クラブ
  2. 反対派: 7クラブ
    • 独自チャンネル発足に積極的: ナポリ、フィオレンティーナ、サレルニターナ
    • 独自チャンネル発足に理解: ミラン
    • ユベントス、ローマ、ボローニャ

 反対派の中でも最も強硬なのは「(ファンドからの資金援助を受けて)セリエA独自チャンネルの創設」を目指すクラブです。

 これらのクラブが「賛成」に転じる可能性は低いため、独自チャンネルの創設に積極的ではないクラブの動きがポイントになると思われます。

 

 「現状水準の放映権料は “確実に” 確保したい」と考えているであろうユベントスがイタリア国内向けセリエA放映権料をどう評価するのかに注目です。