『トゥット・スポルト』によりますと、中盤 MF 陣が手薄になるリスクに直面しているユベントスがフランスのニースに所属するケフレン・テュラム選手の獲得を本格的に検討しているとのことです。
相応の移籍金が必要となるため、2024年1月の移籍市場での獲得が簡単ではないことが懸念点と言えるでしょう。
ケフレン・テュラム選手は2001年3月生まれの21歳。ユベントスなどでプレーした DF リリアンを父に持ち、インテルでプレーする FW マルクスを兄に持つサラブレッドです。
現在はフランスのニースに所属するケフレン選手の本職は中盤 MF。パトリック・ヴィエイラ選手を彷彿をさせるダイナミックなプレーが持ち味の若手有望株です。
ニースとの現行契約は2025年夏まで。来夏の移籍市場で移籍が成立する可能性はあるものの、争奪戦になり得ることがユベントスにとっての懸念点と言えるでしょう。
ユベントスはポグバ選手とファジョーリ選手に『長期の出場停止処分が科されるリスク』に直面しており、そうなった場合に「 “フィジカル面での貢献が計算できる中盤 MF” が不足する状況」に見舞われてしまいます。
だから、K・テュラム選手が「獲得リストの最上位」に位置しているのでしょう。選手の持つ特性を考えると、K・テュラム選手を(2024年1月の移籍市場で)獲得できれば理想的です。
しかし、ニースが要求するであろう移籍金は4000万ユーロ。この支出は現在のユベントスには簡単ではありません。
『イリング選手の現金化』などを余儀なくされますし、その場合は『イリング選手やユルディズ選手のインサイドハーフ起用』などを1月の移籍市場が開くまでに敢行しておく必要もあります。
したがって、「アッレグリ監督は『3-5-2 以外のプランB』を準備せざるを得ない状況」と言えるでしょう。
最終的に「実力者の即戦力選手を(ある程度の移籍金を支払って)獲得」することになったとしても、まずは「現所属選手のやりくりで急場を凌ぐ」ことが要求されます。アッレグリ監督が難局にどう対処するのかに注目です。