『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがマンナ SD 代行との契約を2025年夏まで延長するとのことです。ケルビーニ SD の後任となる見込みであり、(就任が噂される)ジュントーリ氏に報告する立場になるでしょう。
マンナ SD 代行は「Bチーム(= Next Gen)の SD」でしたが、キャピタルゲイン疑惑でケルビーニ SD の職務遂行が不可能となったことで「トップチームの SD 代行」も兼務しました。
その働きぶりがスカナヴィーノ CEO に評価され、2025年までの契約延長が現実味を帯びたのでしょう。ユベントスは「ナポリのジュントーリ SD の招聘」が濃厚ですが、その場合は以下の組織体系になると思われます。
- スポーツ部門の責任者: ジュントーリ(予定)
- トップチーム: マンナ SD 代行(内部昇格)
- Bチーム: C・キエッリーニ(ピサの現 SD)
- チームコーディネーター: ケルビーニ(異動)
ジュントーリ氏の役職は『GM』になる見込みで、現在は “スカナヴィーノ CEO の職責” に該当しているはずです。
マンナ SD は「予算内でのトップチームの編成」が職務となるため、今夏の移籍市場で最初に取り組む仕事は「余剰戦力の換金」になるでしょう。したがって、ジュントーリ氏の不在はほとんど問題にならないのです。
今夏以降のユベントスの補強戦略は下図で示した形が基本になるでしょう。
ジュントーリ氏の招聘に熱心なのは「イタリア国外の1部リーグから “費用対効果が見合った成長の余地がある選手” を獲得するため」であり、ジュントーリ氏の右腕でナポリのチーフスカウトのミケリ氏も引き抜きたいところです。
一方でマンナ SD は「どういう能力が評価されてBチームに加わった若手有望株なのか」を “ユベントス内で最も良く知る人物の1人” であり、その知識をチーム作りに活かすことが期待されているのは言うまでもないことでしょう。
チーム編成部門が再建の道筋を上手く付けることができるのかに注目です。