ユベントスは公式サイト上でクリスティアーノ・ジュントーリ氏がフットボール・ディレクターに就任したと発表いたしました。ジュントーリ FD との契約は2028年夏まで。ジュントーリ FD の就任に合わせた組織構造の変更も発表されています。
新たな組織構造は以下のとおりです。
- スカナヴィーノ CEO
- ジュントーリ FD (Football Director)
- マンナ 1st Team FD (Football Director)
- カルヴォ MD (Managing Director)
- ケルビーニ・スタッフ部門長
- ジュントーリ FD (Football Director)
ジュントーリ FD はスカナヴィーノ CEO への報告が求められる立ち位置となりました。
ジュントーリ FD の下に『トップチームの FD』としてマンナ SD 代行が肩書き変更で配置。Bチーム(= Next Gen)の編成責任者であるC・キエッリーニ氏もジュントーリ FD に報告する形が採られていることでしょう。
フットボール部門のトップがジュントーリ FD となったことでカルヴォ CFO (Chief Football Officer) は異動。マネージング部門での業務にあたることになります。
また、キャピタルゲイン疑惑で “とばっちり” を受けたケルビーニ前 SD は(サッカー部門との関係がない)スタッフ部門に異動。スカナヴィーノ CEO の下で『ジョーカー』として職務停止処分が明けるのを待つ形となっています。
なお、ジュントーリ FD はユベントスTVからの取材に対して次のようにコメントしています。
クリスティアーノ・ジュントーリ FD:
「本当に信じられないですし、言葉にするのが難しいです。子供の時にプラートから8時間をかけてバスでユベントスを見に行きました。だから、私がどれだけ誇りに感じているかを想像できると思います。信じられない感覚です。
父親のことが頭に思い浮かびますよ。父はユベントスの大ファンでしたからね。そのことは偉大なことですが、亡くなったことに対する一抹の寂しさは常に抱えています。
まずはクラブとの話し合いをしなければなりません。同じ志を持った多くの頭脳を見たいからです」
ユベントスは今夏(2023年夏)の移籍市場で「肥大化した選手層の整理」と「若返り」が主要テーマになります。余剰戦力の放出が最優先で行われると予想されるため、ジュントーリ FD の本格的な出番は少し先になるでしょう。
良いチーム作りが行われることになるのかに注目です。