『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスが2023年1月の移籍市場でカルスドルプ選手やオドリオソラ選手の獲得に興味を示しているとのことです。ただ、実際に獲得するかは流動的と言えるでしょう。
シーズンの途中から3バックを主体に戦うようになったユベントスですが、右 WB を担当する選手がクアドラード選手しかいない状況に見舞われてしまいました。
選手名 | 年齢 | 備考 |
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クアドラード | 34 | 週2試合ペースでのフル稼働は非現実的 |
デ・シリオ | 30 | 右大腿直筋の負傷で10月初旬から公式戦を10試合連続欠場 |
アケ | 21 | プレシーズンマッチで右足腓骨を骨折。10月に復帰予定のはずが前半戦を全休 |
選手名 | 年齢 | 備考 |
ダニーロ | 31 | 3バックの CB として出場中 |
マッケニー | 24 | MF 陣の人手不足で WB 起用は難しい状況。11月初旬から負傷離脱中 |
カンビアーゾ | 22 | ボローニャに期限付き移籍中。右でもプレー可能だが左 WB が理想? |
ダニーロ選手やマッケニー選手を右 WB として起用することは可能です。ただ、CB 陣や MF 陣が手薄になっては本末転倒です。
だから、2023年1月の移籍市場で “安価に” 獲得ができる右 WB が「ユベントスの獲得候補」として名前が出ているのでしょう。
ただ、ユベントスがガゼッタ紙が報じたカルスドルプ選手やオドリオソラ選手の獲得に本腰を入れる確証はありません。
チャンピオンズリーグから敗退してしまったため、主力格のクアドラード選手をセリエAで起用し、控え組をコッパ・イタリアやヨーロッパリーグの試合で起用する形が可能となったからです。
この状況でカルスドルプ選手やオドリオソラ選手を獲得する必要性は少ないでしょう。
前者はモウリーニョ監督から規律面などの理由でチームから追放状態になり、後者はレアル・マドリードで今季前半戦でのプレー時間はゼロだったからです。
“今の” ユベントスは「右 WB が手薄」であることは事実です。ただ、「今季後半戦に向けて右 WB の厚みを増すだけの補強は重要度が低い」ことも事実です。
冬の移籍市場で補修に乗り出すにしてもまずは「負傷離脱中の選手がシーズン後半戦で起用可能か」を評価されることになると思われます。