『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがBチーム(= Next Gen)に所属するバッレネチェア選手の期限付き移籍での武者修行を検討中とのことです。成長曲線を描く上では合理的と言えるでしょう。
バッレネチェア選手は2001年5月生まれの22歳。2020年1月にスイスのシオンからユベントスに加入したアルゼンチン国籍の MF (ボランチ)です。
2022/23 シーズンはBチーム(= Next Gen)を主戦場にしていたものの、シーズン途中にトップチームに昇格。セリエAで3試合に先発出場し、158分のプレー時間を記録しました。
ユベントスとの現行契約は2026年夏まで。身長のあるレジスタ型であるため、「来季(2023/24 シーズン)も成長曲線を継続することができるか」がポイントになるでしょう。
ユベントスはバッレネチェア選手に「継続的なプレー時間の確保を目的にした期限付き移籍」をさせたいとのこと。ユベントスに残った場合は出場機会を確保しにくいことが理由と考えられます。
- ユベントスのトップチームで出場機会を得やすい若手有望株:
- スタメン争い(≒先発出場)が前提となる選手
- ポジションを確保できると理想
- 例: ファジョーリ
- 途中出場からでも結果を残すことができる選手
- 自らの特長をピッチ上で体現する必要がある
→ 攻撃的な選手が要件を満たしやすい - 例: ミレッティ、スーレ、イリング
- 自らの特長をピッチ上で体現する必要がある
- スタメン争い(≒先発出場)が前提となる選手
バッレネチェア選手は「守備的と分類されるポジション」を本職としているため、途中出場でコンスタントに出場機会を得るのは困難でしょう。“経験豊富なベテラン” の方が有利だからです。
また、スタメン争いをするには『トップチームでの経験』があまりに不足しています。ファジョーリ選手のように最低でのセリエBで1シーズンをフルに戦い抜いた経験がないと「スタメン争いに加わる戦力とカウントするのは難しい」と思われるからです。
だから、クラブ側は “バッレネチェア選手に継続した出場機会を与えてくれる可能性があるクラブ” を求めているのでしょう。
自身の選手キャリアを輝かしいものにするためにバッレネチェア選手が 2023/24 シーズンの所属チームをどうするのかに注目です。