レガ・セリエAは公式サイト上で 2022/23 シーズンの優秀選手およびチームを発表いたしました。ユベントスのニコロ・ファジョーリ選手が U-23 部門での最優秀選手に選出されています。
ファジョーリ選手は2001年2月生まれの22歳。ユベントス下部組織で育成された MF で 2021/22 シーズンはセリエBのクレモネーゼに1年間の期限付き移籍をし、リーグ戦33試合出場3得点7アシストの結果を残しました。
2022/23 シーズンは念願だったユベントスのトップチーム入りを果たしたものの序盤戦はベンチ要員。ターニングポイントとなったのは第12節レッチェ戦でしょう。
後半開始と同時に投入されたファジョーリ選手は73分にチームを勝利に導く決勝ゴールで自身の居場所を確立することに成功したからです。
最終的にファジョーリ選手は26試合1519分に出場。3得点4アシストと注目度の高いビッグクラブで主力選手の一角を占めるまでに成長したことが U-23 部門で最優秀選手に選出された理由と思われます。
ファジョーリ選手の他に U-23 部門で最優秀選手にノミネートされていたのはエンポリのバルダンツィ選手(20, MF)とアタランタのスカルヴィーニ選手(19, DF)。
両選手ともに所属チームでレギュラーの座を確立し、ゴールやアシストでチームに貢献しています。
ただ、チャンピオンズリーグ出場が必須と目されるチームでは「活躍して記事になる」だけでなく「活躍していないことも記事になる」という重圧の中でのプレーが強いられる特異性があります。
指標には現れないプレッシャーと上手く向き合えたことは来季に向けての自信になるでしょう。
ファジョーリ選手の 2022/23 シーズンは「接触プレーでの鎖骨骨折」で強制終了となってしまっただけに来季は最終戦を笑顔で締めくくってくれることに期待です。