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公式発表: ユベントスがファジョーリとの契約を2026年まで延長と発表

 ユベントスは公式サイト上でニコロ・ファジョーリ選手との契約を2026年夏まで3年延長することで合意したと発表いたしました。トップチーム定着の足がかりをプレーで掴めるかが鍵となるでしょう。

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 ファジョーリ選手は2001年2月生まれの21歳。ユベントス下部組織出身の中盤 MF で昨季はセリエBのクレモネーゼに期限付き移籍をし、チームをセリエAに昇格させた主力選手の1人でした。

 2021/22 シーズンのセリエBで33試合・2188分に出場して3得点7アシストですから、今季は「セリエA挑戦」を最低限の目標に定めていたものと思われます。

 ファジョーリ選手とユベントスの契約は「2023年夏まで」だったのですが、選手側の希望条件と報じられた「トップチーム入り」が満たされたことで「2026年までの契約延長」に至ったのでしょう。

 したがって、ファジョーリ選手は「トップチームに在籍するに値するプレーをピッチ上で示すこと」が課題となります。

 

 その理由は “ファジョーリ選手と同年代で特長が異なる中盤 MF の有望株” をユベントスは5選手ほど擁しているからです。

表: ユベントスが保有権を持つ中盤 MF
年齢 年俸 契約 備考
ファジョーリ 21 X 2026年 育成枠
ロヴェッラ 20 2024年
ミレッティ 19 2026年 育成枠
ニコルッシ
(ズュートチロル)
22 2023年 育成枠
ラノッキア
(モンツァ)
21 2026年

 しかも、その内の3選手は『ユベントスのクラブ内育成選手』の条件を満たしています。ファジョーリ選手だけを特別扱いにすべき状況ではないため、セリエAでのプレーに苦しむようだと他のプロスペクト選手にチャンスが訪れることになるでしょう。

 

 攻撃面が特長であるファジョーリ選手は「ボール保持時のポジショニング」と「攻から守への切り替えの速さ」が評価基準になるでしょう。セリエAではこれらの項目がセリエBよりも重視されるからです。

 ファジョーリ選手がセリエAでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかに注目です。