『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ナポリのジュントーリ SD が「7日以内の円満退職」に向けてクラブへの法的措置も辞さない構えを見せているとのことです。デ・ラウレンティス会長の出方次第と言えるでしょう。
ユベントスは『大幅な人件費の削減』が 2023/24 シーズンの至上命令となりますが、「どの選手を残すか」や「どの監督にチームを託すのか」の判断を間違えないためには『クラブの内部情報』が必要不可欠です。
だから、ユベントスの新 SD と見なされているジュントーリ SD は「シーズン終了直後のナポリからの退団」に対する “確約” を欲しているのでしょう。
一方でナポリ(のデ・ラウレンティス会長)には「ジュントーリ SD との2024年までの現行契約」を盾に使うことは可能です。
ただし、1年後に現行契約が満了することを理由に職務を制限してしまうと『労働者の権利を侵害したことによる(一般司法が管轄する)労働問題』に発展する恐れがあります。
「労働者に認められた退職の権利を(デ・ラウレンティス会長が)認めないなら法的措置も辞さない」がジュントーリ SD 側の姿勢なのでしょう。ユベントス側は状況を見守る形になると思われます。
2023年初夏にジュントーリ SD のユベントス加入が実現困難となった場合、ユベントスは「SD は空席状態のままでアッレグリ監督の続投」を選択するでしょう。
今夏の移籍市場は「高給取りの選手の売却」が最優先となるため、獲得選手の目利きに優れたジュントーリ SD の本格的な出番は来夏以降と考えられるからです。
ユベントスの新 SD がジュントーリ氏ですんなりと決まるのかにも注目です。