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不正会計疑惑問題: ユベントスと FIGC が給与支払い時期の不適切な会計報告に関する裁判の前倒しで合意

 スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスとイタリア・サッカー連盟(FIGC)との間で給与支払い時期の不適切な会計報告に関する裁判の前倒しで合意したとのことです。

 当初は6月15日(木)に予定されていた裁判が5月30日(月)へと変更されました。「司法取引を行なった上での変更」と報じられており、訴状の内容が気になるところです。

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 ユベントスは不正会計疑惑問題で複数の訴因を抱えており、状況は以下のようになっています。

  1. キャピタルゲインによる利益水増し
    • FIGC の連盟控訴裁判所での差し戻し審で勝点10剥奪の処分
    • ユベントスは(CONI へ)再控訴の姿勢
    • 現状は判決理由の開示待ち
  2. 給与支払い時期の不適切な会計報告
    • 裁判が5月30日に約2週間の前倒し
    • “何らかの司法取引” があったとの見立て
  3. 特定のクラブとの移籍市場での計らい:動きなし
  4. 特定の代理人との移籍市場での計らい:動きなし

 今回の訴因は「2019/20 シーズンでの4ヶ月分の給与放棄」に端を発する問題です。

 新型コロナの問題で 2019/20 シーズンのセリエAは4月から中断。リーグ再開の見通しが立たなかったため、クラブと選手側は「(3月以降の)4ヶ月分の給与放棄とリーグ再開時は給与支払い交渉」で合意しました。

 最終的には「1ヶ月分の給与放棄」が強いられたのですが、会計上の問題として「選手に支払うはずだった給与総額が『クラブの負債』として適切に計上されていなかったのでは?」との疑惑の目が向けれれています。

 これが “今回のスポーツ裁判” での訴因です。

 

 『給与支払い時期の不適切な会計報告』に関する裁判は 2022/23 シーズン終了後の6月15日(木)に予定されていましたが、これがシーズン中の5月30日(日)に前倒しとなりました。

 これは「ペナルティーは 2022/23 シーズンに集中させた方が得策」と両者の利害が一致したことが理由でしょう。

  • 2023/24 シーズンもピッチ外での理由による大幅な順位の変動があると、
    1. セリエAの視聴者数減少に見舞われる
    2. 現行の放映権契約は 2023/24 シーズンまで
    3. 2024/25 シーズンからの新契約(※ 未締結)に影響が出る

 FIGC は「ユベントスに『徹底抗戦』を選択されて 2024/25 シーズン以降のセリエA国内放映権が買い叩かれること」が経済的に最悪のシナリオです。

 そのような事態を回避するために「裁判の前倒し」を選択することはあり得るでしょう。訴訟の行方に注目です。