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キャピタルゲインゲート問題: CONI のスポーツ保証委員会が「FIGC の連盟裁判所への差し戻し」を命じ、『勝点15剥奪の処分』は消える

 イタリア五輪委員会(CONI)は公式サイト上でユベントスが上訴していた「勝点15剥奪などの処分」に対するスポーツ保証委員会の裁定を発表いたしました。

 「イタリア・サッカー連盟(FIGC)の連盟裁判所への差し戻し」が命じられ、『勝点15剥奪の処分』は撤回となりました。今後は「CONI の裁定理由」と「差し戻し審が開かれるのか」が注目点となります。

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 FIGC はスポーツ法第4条を根拠に「不適切な選手トレードで利益を水増しした恩恵を受けた」との理由でユベントスに『勝点15剥奪の処分』を下しました。

  • Codice di Giustizia Sportiva(スポーツ法)
    1. 一般的な義務規定
      1. 同法2条で言及された人物は法令・規則・FIGCの内規・および連盟規則を遵守し、スポーツ活動に関わるすべての関係において忠実・公正・公平の原則を守る義務がある

 しかし、処分不服のユベントスは FIGC の上部組織であるイタリア五輪委員会(CONI)のスポーツ保証委員会に上告。CONI は「FIGC の連盟裁判所への差し戻し」の裁定を下しました。

 差し戻しとなったことで『勝点15剥奪の処分』を決定した FIGC の判決効力は無力化。ユベントスは獲得勝点が順位表にすべて反映されることに “現時点では” なっています。

 

 今後は CONI のスポーツ保証委員会が下した裁定理由が「30日以内に公表」されるため、まずは「どういう根拠で FIGC の連盟裁判所への差し戻しが決定したのか」が注目点です。

 『勝点15剥奪の処分』に関しては「FIGC の連盟裁判所への差し戻し」が命じられましたが、アニェッリ前会長など一部の経営陣に対する制裁への不服申し立ては『却下』されているからです。

 CONI は「裁定の理由を15日以内に公表できる」と表明しており、5月初旬には『差し戻しの根拠』が明らかになるでしょう。

 FIGC は『差し戻しの根拠が公表された日から15日以内』に「差し戻し審の公聴会」を開く必要性が生じます。最短で5月下旬、CONI の裁定理由の公表が30日後だと6月初旬になる見込みです。

 

 ピッチ上での戦いに集中できる状況が少しの間は確保できる環境になったため、この期間を有効活用することができるのかに注目です。