アリアンツ・スタジアムで行われた 2022/23 セリエA第28節ヴェローナ戦に 1-0 で勝利したユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「ヴェローナがフィジカル的に強いので私達は困難な試合になると知っていました。前半は難しかったのですが、最後には成長していました。
後半は良いスタートを切れましたし、追加点の機会もありました。しかし、重要な勝点3を持ち帰ったのです。ピッチ上で勝点59を獲得し、火曜日のインテル戦や土曜日のラツィオ戦に向けた良いスタートを切ったことが重要です。
FW 陣?1週間に3試合ありますからね。ヴラホヴィッチはミラノでの試合など良いプレーをしています。外から見ると、彼は解決すべき問題に映るのでしょう。
ヴラホヴィッチは私達に大きな力を与えてくれましたし、ユーヴェでのプレーは他のチームとは異なります。私達に手を差し伸べてくれる存在ですし、苦しみもしましたが冷静にならなければなりません。ケーンと同様に成長するしかないのですから。
前線の選手たちが上手くプレーをする条件は整っています。ミリクは点取り屋の色合いが濃い他の2人と比較して異なる特性を有しています。
Bチーム?選手のクオリティーが重要です。フィジカル面では準備ができていますし、セカンドチームは重要なステップです。今後のユーヴェには若手選手がトップチームに入る機会を得るでしょう。
プリマヴェーラの年齢を引き上げるのは少年たちにとって間違いでしょう。年齢が低い方がフェアですし、クラブも予算面でのメリットがあります。文句を言う人は大勢しても解決策は言わないのはね」
ヴォイチェフ・シュチェスニー選手:
「過去8試合で7勝ですから素晴らしいことです。今夜の試合は美しくなかったかもしれません。しかし、中断明けの試合は常に危険であり、勝点3を持ち帰ることが重要でした。結果には満足していますが、内容への不満はあります。
過密日程?楽しくてやりがいがあります。コッパ・イタリアやヨーロッパリーグはトロフィーを獲得するチャンスです。
私の誕生日もありますし、プレゼントとして勝点15を返してくれると良いですね。
(※ シュチェスニーは CONI の判決が出る前日の4月18日が誕生日)
それがなくても私達はチャンピオンズリーグに出場するための正しい道を歩んでいると思います。チャンピオンズリーグがなくてもヨーロッパで勝つのは素晴らしいことです。
契約延長?今はピッチのことだけを考えています。私はここで幸せですし、他の重要なクラブでプレーしている姿は考えられません」
モイゼ・ケーン選手:
「中断期間明けでチームの勝利に貢献することが重要でしたし、上手くすることができました。ホームスタジアムでプレーすることは私達にとって常に特別です。最善を尽くさなければならないからです。
チャンピオンズリーグ出場圏内に接近することができました。しかし、勝点が十分だとは思っていないですし、私達はどの試合でも勝つことに挑戦し、ティフォージとクラブを喜ばせたいと思っています」
チームとしてのパフォーマンスは良好とは言えない試合内容でしたし、それは選手たちも理解していることでしょう。ただ、過密日程の初戦で「勝利」という結果を出すことが何よりも重要でした。
勝利という結果で準備に費やした苦労が報われますし、この試合で抜擢される形となった若手有望株にとっては1つ1つのプレーが自信の源となるからです。
個人的には中盤でバッレネチェア選手が余る形になると思いましたが、ヴェローナはミラーゲームになるフォーメーションを選択。その結果、ユベントスはフィニッシュに上手く持ち込めずに前半を “浪費” することになってしまいました。
しかし、バッレネチェア選手がレジスタとして堅実なプレーをすれば遅かれ早かれ相手チームは『バッレネチェア番』と呼ぶべき “マーカー” を準備して試合に臨むようになります。
そうした対策を講じられた中でも持ち味を発揮することがトップチーム定着に向けた鍵になるため、残りシーズンで「相手の監視をどのように掻い潜って自分の長所を発揮するか」が課題となるでしょう。
上手く休養を与えることができた主力選手もいるため、火曜日のインテル戦や土曜日のラツィオ戦という大一番にアッレグリ監督が良い準備をして臨むことができるのかに注目です。