『スカイ・イタリア』によりますと、右ひざに不安を覚えているキエーザ選手が執刀医であるオーストリアのフィンク教授による診察を仰いだとのことです。「問題なし」との診断が下されており、長期離脱は回避できた形となります。
キエーザ選手は2022年1月に行われたローマ戦で左ひざ前十字靭帯を断裂。オーストリアのインスブルックでフィンク教授による再建手術を受け、2022年11月から戦線に復帰しています。
ただ、2023年の年明けからは「(手術をした方とは逆の)右ひざに違和感を覚えること」が増加。
サッカーでは前十字靭帯を断裂していない方の足の前十字靭帯を痛めてしまう事例が珍しくありません。そのため、執刀医であるフィンク教授に「キエーザ選手の右ひざの状態を診察してもらう目的」で出向いたのでしょう。
現地3月27日(月)にオーストリアで行われたフィンク教授の診察でも「(イタリア・ダービー後にJメディカルで下された診断と同様に)問題はない」との診断が下されています。
この診断はキエーザ選手にとって “安心材料” になるでしょう。
「再建手術後には起こり得ること」と言っても、発言者が “アッレグリ監督” と “手術実績が豊富な専門医であるフィンク教授” とでは説得力が違ってくるからです。
クラブ側と専門医の見解は「問題なし」で一致しているため、「キエーザ選手が自身のひざに対する不安を乗り越えることを辛抱強く待つこと」が今季の残りシーズンでのチームのテーマになります。
過密日程で起用可能な選手には必然的に出場機会が訪れます。アッレグリ監督がキエーザ選手をどのように起用して行くのかに注目です。