2022/23 セリエC第31節が行われ、アウェイでノヴァーラと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は試合終盤に2失点を許し、2-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 12: ライナ |
DF | 2: サヴォナ(→ 40' st. 9: ダ・グラカ) 13: ポーリ (C) 3: ストラマッチョーニ |
MF | 14: ムラッツィ 30: セルサンティ 17: ボネッティ(→ 40' st. 21: リパーリ) 27: ベサッジョ 32: トゥリッキア |
FW | 7: セクロフ(→ 34' st. 11: クドリッジ) 25: チェッリ(→ 9' pt. 22: ダッファラ) |
ブランビッラ監督は 3-5-1-1 を選択。ハイセン選手が招集メンバー外となった最終ラインはストラマッチョーニ選手が先発し、前線はチェッリ選手とセクロフ選手の2トップで試合に臨みます。
試合が動いたのは8分。連携の乱れでポーリからのバックパスを後方に逸らす形となった GK ライナが入れ替わりを狙うヴタイを倒して一発退場。ユベントスは早々に10人での戦いを強いられてしまう。
ノヴァーラはガルピーニがこのプレーで得た FK を直接狙うがボールは枠の左を通過。ユベントスは難を逃れる。
籠城戦に出たユベントスに対し、ノヴァーラは40分に右サイドを突破したカルカーニのクロスにマルジョッタが右足で合わせたがシュートは GK ダッファラの正面。
前半は 0-0 と1人少ないユベントスが望むスコアで折り返すこととなる。
後半も試合の構図は変わらない。ノヴァーラは47分にマルジョッタのフィードに反応したヴタイが右サイドから抜け出して枠内シュートを放つが、これは GK ダッファラが横っ飛びセーブで応戦。
勝点1を持ち帰るためにユベントスは耐え続ける。
だが、82分にノヴァーラはゴンサレスからのパスをゴール右45度の位置で受けたスパルトがゴール左下にシュートを決め切り、均衡を破ることに成功する。
1点を返したいユベントスだったが、87分にガルッピーニが右サイドに展開するとスパルトからの折り返しをマルジョッタに合わせられて2失点目。試合最終盤でリードを拡大されてしまう。
10人のユベントスに反撃する力は残っておらず、試合はこのまま 2-0 で終了。ノヴァーラに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達は試合に上手くアプローチしていましたし、ノヴァーラよりも良いスタートを切りました。ライナの退場という怪しげなエピソードの後も自己犠牲の精神を持って試合に踏み留まりました。
死力を尽くしてくれた選手たちを咎めることはありません。最後にノヴァーラが私達をロープ際に追い詰めたのです。
90分に渡って耐え続けるのは困難なことです。エピソードは別にして、試合結果は相応のものだったと思います」
前半8分での退場劇が大きく響いた試合となりました。連携ミスでバックパスがずれたのですが、ポーリ選手の方が相手よりも先に回収できる可能性があったことは事実です。
ただ、(入れ替わられる形になった)GK ライナ選手が右手で相手選手の進行を意図的に妨害したのですから退場は止むを得ないでしょう。ファールをした場所も「ペナルティーエリア直前」と悪かったからです。
順位が近いチームとの対戦で1人少なくなっては歯が立ちません。したがって、今節での敗戦は「致し方ない」と諦めて切り替えることが重要になると思われます。
Bチームの次戦は3月15日(水)に予定されているセリエC第32節プロ・ヴェルチェッリ戦です。今節ノヴァーラ戦での反省を活かし、勝点を持ち帰ることができるのかに注目です。