2022/23 セリエC第23節が行われ、ホームにレナーテを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)はセクロフ選手のゴールで先制するも同点に追い付かれ、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: ライナ |
DF | 6: リッチオ 13: ポーリ (C) 42: ハイセン |
MF | 26: バルビエリ 30: セルサンティ 28: バッレネチェア 27: ベサッジョ(→ 28' st. 8: ズェッリ) 41: アケ(→ 28' st. 14: ムラッツィ) |
FW | 7: セクロフ(→ 23' st. 10: コンパニョン) 9: ダ・グラカ(→ 23' st. 31: ペコリーノ) |
ブランビッラ監督は 3-5-2を選択。前節パドヴァ戦からはポーリ選手が最終ラインに復帰。前線はプリマヴェーラ出身のセクロフ選手とダ・グラカ選手の2トップで試合に臨みます。
最初に決定機を作ったのはユベントス。9分にバッレネチェアからの横パスを受けたリッチオが左足でミドルシュートを放つが、これは GK ドラゴがストップ。
対するレナーテは16分に右サイドを突破したアンジレーリが入れたクロスにスクイッツァートが右足ボレーも上手くミートせず。ユベントスは肝を冷やす。
ユベントスは38分にセクロフがロングカウンターで持ち上がり、バルビエリからの折り返しのクロスに自ら飛び込んだが GK ドラゴの飛び出しにシュート機会を阻まれてしまう。
一方のレナーテは42分に右サイドを突破したエスポージトからのクロスにサポレッティがダイビングヘッド。しかし、シュートは枠の左へと外れてゴールとはならず。
前半は互いに譲らず、0-0 で折り返す。
試合の均衡が破られたのは後半開始直後の46分。ユベントスは左サイドに開いたベサッジョからの横パスを受けたセクロフがゴール左下に鋭いシュートを決め、先制に成功する。
追いかける展開となったレナーテは49分に左 CK からバルダシンがニアでフリックシュート。これがファーサイドのネットに突き刺さり、すぐさま 1-1 の同点に追い付く。
地力で勝るレナーテが攻勢を続ける中、ユベントスは70分にベサッジョがスクイッツァートを倒して PK を献上してしまう。だが、エスポージトのキックは GK ライナの指先をかすめて枠の左へと外れる。
ユベントスは試合終了間際の85分すぎから左 WB に回ったバルビエリからのクロスを起点に決定機を手にしたがゴールを決め切ることができず試合終了のホイッスル。
両チームともに勝ち越し機はあったが、試合は 1-1 の引き分けで終了した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「レナーテの PK 失敗で勝点1を手にすることができました。しかし、多くの危機を乗り越えたのですから勝つことも可能だったでしょう。
最終的には引き分けは私達にとってポジティブな結果だと思います。先週のパドヴァ戦に続いて継続した結果を残すことができたからです。
対戦した相手が上位に付けるチームであることを忘れてはなりません。また、私達は1週間で3試合目です。パドヴァやフォッジャのような難しいアウェイ戦が2試合あったのです。
今日の選手たちは非常に良かったです。直近2試合での消耗のこともあり、予断が許されない状況だったからです。カンピオナートは長丁場ですし、コッパ・セリエC準決勝を乗り越えなければなりません。
シーズン終了後に自分たちが歩んで来た道のりを満足するために日々の仕事に取り組みます。どの試合も私達にとっては貴重な経験の場なのです」
優勝争いをする上位勢を相手に拮抗した前半を戦い、後半開始直後に先制点を奪ったことは収穫です。その直後に同点に追い付かれて畳み掛けられたものの耐え切ったことも収穫点になるでしょう。
PK は GK ライナ選手の読みが抜群で窮地を脱するプレーでチームに貢献したことが光ります。
逆に PK を与えてしまったベサッジョ選手は「シュートが決まる可能性の少ないサイド寄りの位置でタックルを仕掛ける必要性があったのか」を振り返る必要があります。
軽率な判断ミスによる雑なプレーをしていると “上のカテゴリー” に属するチームから引き抜きの声がかかりにくくなってしまうからです。
Bチームの次戦は1月29日(日)に開催予定のセリエC第24節ヴィチェンツァ戦です。連敗地獄から脱しつつあるBチームが勝利を取り戻すことができるのかに注目です。