2022/23 セリエＣ第14節が行われ、アウェイでプロ・パトリアと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はパルンボ選手のゴールを守り切り、0-1 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 12: ライナ |
| DF | 26: バルビエリ 6: リッチオ 13: ポーリ (C) 15: ヴェルドゥチ |
| MF | 29: スーレ（→ 21' st. 10: コンパニョン） 24: パルンボ 27: ベサッジョ 20: イオコラーノ |
| FW | 11: クドリッジ（→ 36' st. 3: ストラマッチョーニ） 31: ペコリーノ（→ 21' st. 9: ダ・グラカ） |
ブランビッラ監督は 4-4-2 を選択。コッパ・セリエＣのプロ・パトリア戦からは3選手を入れ替え、CB ポーリ選手や MF イオコラーノ選手などオーバーエイジ枠の選手を先発起用して試合に臨みます。
最初にチャンスを迎えたのはプロ・パトリア。12分にロングフィードのこぼれ球を回収し、スタンザーニが狙うもシュートは GK ライナが CK に逃れる。
しかし、その後は両チームともに相手ゴールを脅かすことができずに時間だけが経過する。
ユベントスは41分にイオコラーノが入れた左サイドからの FK にペコリーノが頭で合わせるもシュートは枠を捕らえずに前半は終了。ゴールレスで前半を折り返すことになる。
後半で先に決定機を得たのもプロ・パトリア。52分にドリブルで持ち上がろうとしたリッチオからボール奪取したカステッリがミドルシュートを放つもパルンボがスライディングブロックでピンチを防ぐ。
プロ・パトリアは53分に左サイドからの折り返しのクロスにファーサイドから侵入したニッコがボレーで合わせたがシュートは枠の外。ユベントスは肝を冷やす。
すると57分にユベントスはイオコラーノの右 CK をニアでパルンボが合わせて先制に成功。最初の決定機を活かしたユベントスが先行する。
ビハインドを背負ったプロ・パトリアは62分にスルーパスに反応したカステッリがシュートもポーリがブロック。78分にエンドレカが入れた左サイドからのクロスもポーリが頭でコースを変えたことでチャキルはシュートを打てず。
攻め続けられたユベントスは93分に縦パスを受けたペコリーノが時計回りのターンから左足シュートを放つが枠には飛ばず。それでもユベントスは虎の子の1点を守り切ることには成功。試合は 0-1 でユベントスが勝利した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「パフォーマンスと結果が伴った良い時期にいることは間違いありません。
今日はピッチ上で成熟したチームを目にしました。チームは最初の30分でダーティーな試合に適応し、それから徐々に試合の主導権を握りました。難しい試合になり、1つのエピソードが決まることは知っていました。その通りになったのです。
私達はパルンボがゴールを決めた CK を上手く利用しました。ゴールを決めた後は同点を狙うプロ・パトリアよりも結果を管理していました。今日の試合をした選手たちを称賛しなければなりません。
それから私達の頭の中はアリアンツ・スタジアムで行われる次節マントヴァ戦でいっぱいです。素晴らしい舞台でプレーできることは追加のモチベーションになるでしょう。この1週間で良い準備ができると確信しています。
選手たちは従来どおり計画性を持ち、落ち着いてトレーニングを行って仕事に備えるだけです」
アウェイでのプロ・パトリア戦はユベントスの試合巧者ぶりが光った試合と言えるでしょう。
両チームが得点を予感させる決定機をほとんど作れなかったのですが、セットプレーで膠着状態の打開に成功。リードを得た後は慌てることなく “大人の試合運び” を見せたからです。
最後尾でオーバーエイジ枠の CB ポーリ選手が安定感を与えていたことは事実です。しかし、ポーリ選手以外の守備陣は U-23 の面々であり、苦しい試合を勝ち切れたことは自信になるでしょう。
Ｂチームの次戦は11月27日（日）に予定されているセリエＣ第15節マントヴァ戦です。
この試合はトップチームの本拠地であるアリアンツ・スタジアムでの開催が予定されており、選手たちにとっては追加のモチベーションになると思われます。
若手有望株の選手たちが次節マントヴァ戦でも内容と結果を両立させてくれることに期待です。
