2022/23 セリエC第27節が行われ、アウェイでプロ・セストと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は1点を先制された直後にセクロフ選手のゴールで追い付き、1-1 で引き分けました。
先発したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 45: クレスピ |
DF | 6: リッチオ (C) 42: ハイセン 3: ストラマッチョーニ(→ 27' st. 13: ポーリ) |
MF | 14: ムラッツィ 30: セルサンティ 24: パルンボ 27: ベサッジョ 32: トゥリッキア |
FW | 31: ペコリーノ(→ 23' st. 11: クドリッジ) 7: セクロフ(→ 23' st. 10: コンパニョン) |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節ピアチェンツァ戦からは DF と MF 陣で計4選手の入れ替えを実施。前線はペコリーノ選手とセクロフ選手の2トップを継続して試合に臨みます。
良い入りを見せたのはユベントス。10分に左サイドからのパスを受けたセクロフが思い切ったロングシュートを放つも、ボールは枠のわずかに右に外れる。
対するプロ・セストは18分にハイセンのヘディングでのバックパスが少し弱くなったところを突いたジェルビが先に右足で触れたがシュートは枠の右を通過。ユベントスは肝を冷やす。
リズムを掴んだプロ・セストは23分にヴァリカやダミコがゴールに迫るも、ユベントスの GK クレスピが応戦。フィジカル差でゴールを狙って攻勢を強める。
しかし、両チームともに均衡を破ることはできず。前半は 0-0 で終了する。
スコアが動いたのは後半開始直後の48分。プロ・セストはスローインから右サイドに開いたダミコが中に戻すとカペッリが右45度の位置からシュート。シュートは引っ掛けて枠の左に飛んだが、逆サイドで詰めたヴァリカが押し込んでプロ・セストが先行する。
ユベントスは失点直後の50分に反撃。ペコリーノのポストプレーからムラッツィが右サイドを突破してクロスを入れると、これにセクロフが右足で合わせて即座にスコアを 1-1 の振り出しに戻す。
勝ち越しを狙う両チームだったが、ゴール前を高い集中力で守る相手の守備陣に攻撃陣が沈黙。セットプレーやクロスでゴール前にボールを送るものの相手 GK を脅かすまでには至らない。
結局、スコアは動かないまま試合終了のホイッスル。後半の立ち上がりに1点ずつを取り合ったが、1-1 で試合は終了し、両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「1週間で勝点9を獲得した後でしたし、私達にとっては継続することが重要でした。
このスタジアムから勝点1を持ち帰るのは良いことです。引き分けは妥当な結果ですし、コッパ・セリエCを見据えることができます。フィジカル的にも強度のレベルも難しい試合でした。ドリブルもほとんどできなかったのですが、正しく対処したと思います。
プロ・セストは非常に素晴らしかったですし、私達全員が少し驚きました。おそらく彼らもそうだったことでしょう。しかし、現在の順位は何ヶ月も戦った後に得たものです。彼らはそれに値する組織力を示していました。
私は私達が歩んでいる道のりに満足しています。選手たちは成長し続けていますし、これは誰の目にも明らかです。結果が出ない時期もありましたが、今では流れは変わりました。自信が持てるようになっています」
相手への “プレゼント” がほとんどない締まった好ゲームでした。ユベントスは「少々面食らう程度」だったと思われますが、プロ・セストは「ここまで粘り強いとは」との驚きがあったことでしょう。
それだけ両チームともに相手 GK を脅かす決定機を作り出すことに苦労していたからです。
カンピオナートは残り11試合。年末年始の連敗で足踏みしたものの、3連勝で例年と変わらない勝点にまで挽回することに成功しています。残りのシーズンで自信を深め、上位カテゴリーに挑戦する足がかりを作れるかがポイントになるはずです。
Bチームの次戦は2月15日(水)に予定されているコッパ・セリエC準決勝のフォッジャ戦です。ファーストレグでは1点差で敗れており、劣勢を覆すことができるかがポイントになるでしょう。
カンピオナートでの良い流れをカップ戦にも活かすことができるのかに注目です。