2022/23 セリエC第29節が行われ、アウェイでトリエスティーナと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は前半5分に許した失点が最後まで響き、1-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 12: ライナ |
DF | 6: リッチオ 13: ポーリ (C)(→ 15' st. 9: ダ・グラカ) 42: ハイセン |
MF | 14: ムラッツィ(→ 36' st. 2: サヴォナ) 30: セルサンティ(→ 25' st. 20: イオコラーノ) 24: パルンボ(→ 15' st. 10: コンパニョン) 27: ベサッジョ 32: トゥリッキア |
FW | 31: ペコリーノ 7: セクロフ(→ 25' st. 11: クドリッジ) |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節レッコ戦からは4選手の入れ替えを実施。前線はペコリーノ選手とセクロフ選手の2トップで試合に臨みます。
先手を取ったのはホームのトリエスティーナ。5分に左サイドを縦に突破したパガニーニのバックパスを受けたタヴェルネッリが強烈なミドルシュートを突き刺し、立ち上がりに1点を先制する。
対するユベントスは26分に右サイドからの折り返しを上手く処理したセクロフが右足を素早く振り抜くもシュートは相手 DF のブロックに阻まれてしまう。
セクロフは31分にベサッジョとのパス交換から中央に侵入してミドルシュートを放ったが、これは枠のわずかに左を通過。
ユベントスは失点後に相手を押し込み続けるも同点に追い付くことはできず。前半はトリエスティーナが1点のリードで折り返す。
後半の早い時間帯に試合を振り出しに戻して一気に逆転したいユベントスだったが決定機を作ることに苦労して時間だけが経過する展開に陥ってしまう。
4人の交代枠を使ったユベントスは78分に右サイドで待っていたコンパニョンがカットインを仕掛けて左足で強烈なミドルシュート。だが、GK マトセヴィッチが CK に逃れる好セーブで応戦し、同点ゴールは許さない。
82分には左サイドのクドリッジが入れたクロスにニアでダ・グラカがヘディングで合わせたがシュートはクロスバーの上を通過。
一方のトリエスティーナは94分に高い位置でのボール奪取からショートカウンターを発動。抜け出したテッシオーネのシュートは GK ライナの飛び出しに阻まれたが、1点のリードを守り切ることには成功する。
結局、試合は開始5分の先制ゴールが決勝点となり、ホームのトリエスティーナに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「最初の20分を分析するとトリエスティーナの勝利は妥当です。その一方で試合全体という観点では非常に難しいピッチから勝点1を持ち帰る引き分けが妥当だったと私は思います。
序盤での失点が試合の流れを大きく左右したことは明らかです。それによって相手が期待する試合となってしまいました。
私達は自分達が作り出したチャンスをもっと上手く活用しなければならなかったのは疑いようのない事実です。これは次節以降に向けての反省点です。
木曜日には非常に高いレベルの舞台での重要な挑戦が待っています。ページをめくり、新たな気持ちで向かわなければなりません」
反省点の多い試合となりました。“どの点が良くなかったのか” についてはブランビッラ監督が試合後のコメントで言及しており、厳しく批判されることはないでしょう。
Bチームの選手が『試合への入り』に失敗したのですが、これは現地3月2日(木)に控えているコッパ・セリエCの決勝が頭をよぎったことが理由と考えられます。
コッパ・セリエCの決勝はホーム&アウェイでの2戦制。ファーストレグはユベントスのホームで行われ、クラブは「アリアンツ・スタジアムでの開催」のためにリーグと日程調整を行うなどの準備に奔走していました。
若い選手が中心となっているBチームの面々が決勝戦に気を取られてしまうことは止むを得ないことではありますが、カンピオナートでの上位進出の点では今節での敗戦は「取りこぼし」として反省しなければならないことでしょう。
これでBチームはリーグ戦2連敗と少し調子を落としている状況にあります。
次戦は3月2日(木)にヴィチェンツァとのコッパ・セリエCの決勝戦・ファーストレグが予定されており、大一番で良い結果を手にすることができるのかに注目です。