2022/23 セリエC第24節が行われ、ホームにヴィチェンツァを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は1点を先制されるもペコリーノ選手のゴールで逆転に成功し、2-1 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 45: クレスピ |
DF | 2: サヴォナ 6: リッチオ (C) 42: ハイセン |
MF | 26: バルビエリ 30: セルサンティ 28: バッレネチェア 8: ズェッリ 41: アケ(→ 26' st. 14: ムラッツィ) |
FW | 31: ペコリーノ 7: セクロフ(→ 32' st. 11: クドリッジ) |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。野戦状態の GK 陣は冬の移籍市場で加入したクレスピ選手が初先発、フィールドプレーヤーは各ポジションで1人ずつ前節から入れ替える形で試合に臨みます。
最初にチャンスを掴んだのはヴィチェンツァ。3分に左サイドを突破したグレコのクロスにデルモンテが頭で合わせるもシュートは枠のわずかに右。
18分には高い位置でボール奪取に成功したロルファニがショートカウンターを完結させるが、力のないシュートは GK クレスピが難なく抑える。
攻めるヴィチェンツァは20分すぎにデルモンテやロルファニがゴールに迫るも得点とはならず。一方のユベントスは防戦一方となってシュートを放つまで至らずに前半は終了。
両チームともに均衡を破れず 0-0 で折り返すこととなる。
スコアが動いたのは58分。ヴィチェンツァは左サイドに開いたデルモンテからのクロスに逆サイドからゴール前に侵入したヴァリエッティが落とすと、最後はロルファニが押し込んで先制に成功する。
対するユベントスは63分に縦パスに反応したセクロフが左サイドから仕掛けてシュートを放つとパジーニの手に当たって PK を獲得。これをバッレネチェアがゴール左下に決めて 1-1 の同点に追い付く。
双方ともに勝ち越し点を狙う試合は75分にセルサンティからのパスを左サイドで受けたペコリーノがドリブルで縦に持ち出して左足でシュート。これがゴール左下に決まり、2-1 とユベントスが逆転する。
ヴィチェンツァは同点を狙って攻め続けたものの GK クレスピを中心に守るユベントスの守備陣を崩すことはできずに試合終了のホイッスル。2-1 で勝利したユベントスが勝点3を獲得した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「タフな試合でした。ヴィチェンツァはハイプレスをかけてくるチームであり、この課題に私達は取り組むことになりました。内容に見合った結果を得られなかった試合が続いた後だけに幸せに思います。
また、試合が残り10分の段階で逆転できたことも嬉しく思います。他の状況であったら成功しなかったでしょうし、選手たちのリアクションはポジティブなものでした。
このような試合に勝利できたのはチーム全体が最善を尽くしたからです。今日の試合で示した成熟度は努力による賜物ですが、まだまだ成長の余地はあると思います」
試合内容は決して悪くはないものの結果を持ち帰ることに苦労していたBチームが「勝利」で勝点3を積み重ねることに成功しました。地力で勝る相手から逆転勝利を手にしたことは自信になるでしょう。
2023年の年明けからは前半戦ではプリヴェーラでプレーしていたハイセン選手が左 CB としてレギュラーの座を確保するなど若手有望株が経験を積み重ねている状況にあります。
より上位のカテゴリーで結果を残すために「成長に必要な試合内容と結果を残せるか」がBチームに所属する若手選手の後半戦での課題になると思われます。
Bチームの次戦は2月1日(水)に予定されているセリエC第25節ペルゴレッテーゼ戦です。今節での逆転勝利を上手く活かすことができるのかに注目です。