移籍市場を取材するニコロ・スキーラ記者によりますと、ユベントス(・Bチーム)に所属するアケ選手とバルビエリ選手に対し、セリエB勢が獲得に興味を示しているとのことです。
両選手が「右 WB として計算できる存在であること」を踏まえると、ユベントスは難しい判断を迫られる可能性があります。
アケ選手は2001年1月生まれの21歳。マルセイユの下部組織で頭角を現した右利きの WG でトンギャ選手との交換トレードで2021年1月にユベントスに加入しました。
今季はトップチームでのプレーが期待されたのですが、プレシーズンでの接触プレーで右足を骨折。今季前半戦は全休となり、アーセナルなどとの親善試合でプレー時間を延ばしている段階にあります。
アケ選手にはジェノアが関心を示しているとのこと。ジェノアはセリエBで3位に付けているため、ポジションを掴めば 2023/24 シーズンは(昇格を果たしたジェノアなどで)セリエAでのプレーも現実味を帯びることになるでしょう。
もう1人はバルビエリ選手です。バルビエリ選手は2002年8月生まれの20歳で先日2026年までの契約延長に至った右 SB を本職とする DF です。
バルビエリ選手もアーセナルなどとの親善試合で評価を高めた若手選手の1人であり、Bチームが主戦場とするカテゴリーよりも上のセリエBを戦うブレシアからの関心が寄せられたことはポジティブなことです。
ただ、アケ選手とバルビエリ選手が親善試合でプレーをした「右 WB」は負傷者が続出して手薄なポジションとなっており、両選手を『半年間の期限付き移籍』で放出することによるリスクは無視できません。
したがって、期限付き移籍をさせるにしても「どちらか1人」でしょう。
「どちらの選手をチームに残すのか」という難しい判断をユベントスのフロント陣は迫られることになると思われます。