2021/22 セリエC第31節が行われ、ホームにグループ首位のズートチロルを迎えたユベントス 0-1 で競り敗けました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 26: バルビエリ 4: リッチオ 13: ポーリ 15: ヴェルドゥチ |
MF | 17: ズェッリ 28: バッレネチェア(→ 16' st. 8: レオネ) 23: アケ 11: ブリヘンティ (C)(→ 25' st. 31: ペコリーノ[→ 34' st. 7: セクロフ]) 20: イオコラーノ(→ 16' st. 27: クドリッジ) |
FW | 9: ダ・グラサ(→ 24' st. 19: パルンボ) |
ザウリ監督は前節プロ・セスト戦と同様に 4-2-3-1 を選択。ボランチの一角にバッレネチェア選手、右アタッキングハーフにアケ選手を先発で送り込む布陣で試合に臨みます。
試合は膠着した展開で幕を上げる。最初に可能性を感じさせたのはズートチロル。17分に右サイドのスローインからローバーが素早く反転シュートを放ったが、これは枠のわずかに左。
一方のユベントスは23分にアケが FK を直接狙ったもののこちらはクロスバーの上を通過。互いに相手 GK を脅かせないまま時間が経過する。
均衡が破れたのは35分。ズートチロルはカジラギが高い位置でボール奪取に成功するとカウンターを発動し、スルーパスに反応して抜け出したデ・マルキが決定的なシュートを放つ。これは GK イスラエルが阻んだが、こぼれ球をカジラギが押し込んでズートチロルが先制する。
前半の内に追い付きたいユベントスだったが、ズートチロルの守備陣の前に攻撃は停滞。前半はアウェイのズートチロルが1点のリードで折り返す。
後半は53分にユベントスが右 CK をショートコーナーで再開し、アケが狙うも相手 DF 陣がブロック。この跳ね返りを回収したカジラギがロングカウンターを炸裂させて 2対1 の局面を作ったが、ラストパスを阻まれて追加点とはならない。
攻めるユベントスは68分に右サイドを深い位置まで抉ったバルビエリからの折り返しをアケが狙ったが、シュートは枠を捕らえず。
対するズートチロルも2点目を奪い切るだけの決定力を欠いたため、試合は決定機を作れないまま 0-1 で終了。結局、前半の1点を守り切ることに成功したズートチロルに軍配が上がった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「惜敗は残念です。しかし、今日はポジティブな部分もあります。私達は首位のチームを相手に常に試合を続けました。私達は明晰さを少し欠いていたと思います。エピソードによって決まる試合ではこれが重要です。
ですが、ポジティブな部分は残ります。私達は次戦とプレーオフ圏内に入るという自分たちの目標を見据えています」
セリエB昇格に向けて着実に歩を進めるズートチロルが相手で防戦一方になると予想されましたが、互いに決定機が限られた拮抗した試合でした。これは若手選手が主体のBチームにとって自信になることでしょう。
Bチームの次戦は3月16日(水)に予定されているセリエC第32節レッコ戦です。
レッコも上位に位置するプレーオフ圏内を争う直接のライバルであり、その相手とどのような試合を展開できるかがポイントになるでしょう。ズートチロル戦の反省を活かしたプレーができるのかに注目です。