2021/22 セリエC第32節が行われ、アウェイでレッコと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はイオコラーノ選手のゴールで先制するもガンツ選手にドッピエッタを許し、2-1 での逆転敗けを喫ししました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 26: バルビエリ(→ 32' st. 42: チェッリ) 4: リッチオ 13: ポーリ 15: ヴェルドゥチ(→ 32' st. 5: デ・ウィンター) |
MF | 8: レオネ(→ 42' st. 24: オミッチ) 19: パルンボ 23: アケ(→ 28' pt. 7: セクロフ) 20: イオコラーノ 27: クドリッジ(→ 42' st. 45: リパーリ) |
FW | 11: ブリヘンティ (C) |
ザウリ監督は 4-2-3-1 を選択。前節ズートチロル戦からはダブルボランチと左サイドなど並びを変更して試合に臨みます。
試合はホームのレッコが主導権を握る。24分にマジーナがドリブルで持ち上がって左サイドに展開すると並走して来たガンツがダイレクトで狙う。だが、シュートは GK イスラエルがキャッチする。
ところが、この直後にユベントスは右足を痛めたアケがプレー続行不可能となり、セクロフとの交代を余儀なくされてしまう。
それでもユベントスは31分にバルビエリがロングスローを中央に送ると競り合いで生じたこぼれ球をイオコラーノが右足ボレーで合わせて先制に成功する。
対するレッコは42分にペトロビッチのミドルがゴール左上に飛ぶが、ユベントスは GK イスラエルが好守で CK に逃れる。レッコはこの左 CK をガンツが中央で合わせ、1-1 の同点で前半を折り返す。
後半で先に決定機を作ったのはユベントス。49分にセットプレーの跳ね返りをパルンボがミドルで狙うも GK ピッサルドに阻まれる。
しかし、スコアを動かしたのはレッコ。73分に右サイドでボールを保持したバッティスティーニがクロスを送ると、中央でフリーになっていたガンツがヘディングで合わせて逆転に成功する。
ユベントスは78分に左サイドからのロングスローでゴール前での混戦を作り出したが、攻撃陣がシュートを放つまでには至らず。試合は最終盤に突入する。
同点ゴールを狙って前がかりになるユベントスに対し、レッコはモロジーニやガンツにチーム3点目のチャンスが訪れたが得点を奪うことはできず。ただ、ユベントスも追い付けずに試合終了のホイッスル。
試合はガンツのドッピエッタで逆転に成功したレッコに軍配が上がった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「非常に拮抗した試合でしたが結果に罰せられました。ポイントなしでトリノに戻るからです。しかし、チームは良い試合をしたと私は思います。
前半終了間際の失点が試合に影響を及ぼしたことは事実です。また、私達がドレッシングルームから強い決意を持って戻って来たことも事実です。
おそらく、引き分けが正しい結果だったでしょう。レッコはガンツのドッピエッタですべての掛け金を手にすることができました。この挫折が私達の成長を妨げることはないと思います。これまで非常に高いレベルにあるからです」
1月の移籍市場でレッコから加入したイオコラーノ選手のゴールで先制に成功したものの、ガンツ選手の個の能力に屈した試合でした。U-23 に属する選手たちの存在感が薄かったことが残念な点でした。
また、心配事としてはアケ選手が右足を痛めた様子で途中交代を強いられてしまったことです。週末の試合は欠場せざるを得ませんし、どのぐらいの離脱期間になるのかが注目点になると思われます。
Bチーム(= U-23)の次戦は3月20日(日)に予定されているセリエC第33節パドバ戦です。上位を位置するチームとの3連戦の3試合目です。ここまでの2試合は1点差敗けとなっており、その殻を破れるかがポイントになるでしょう。
アピールに成功する若手選手が現れるのかに注目です。