2022/23 セリエC第19節が行われ、ホームにV・ヴェローナを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は前半終了間際の失点から立て直せず、0-3 で敗れてリーグ戦2連敗となりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: ライナ |
DF | 14: ムラッツィ 5: エンゾアンゴ 13: ポーリ (C) 23: エンテンダ(→ 28' st. 2: サヴォナ) |
MF | 24: パルンボ(→ 17' st. 17: ボネッティ) 30: セルサンティ 20: イオコラーノ(→ 17' st. 40: ユルディズ) |
FW | 10: コンパニョン 39: マンチーニ 7: セクロフ(→ 28' st. 21: リパーリ) |
ブランビッラ監督は 4-3-3 を選択。前節アルツィニャーノ戦からは7選手を入れ替えて試合に臨みます。
静かな立ち上がりを見せた試合で最初にチャンスを作ったのはユベントス。21分に右サイドから仕掛けたコンパニョンの巻いたクロスがファーサイドに飛ぶが、これは枠の左へと外れる。
一方のV・ヴェローナは惜しい決定機を作り出せず、スコアレスかと思われた前半終了間際に試合は動く。
44分にV・ヴェローナはハルフレドソンが左サイドに陣取ったダンティにパスを通すと、ダンティからのクロスにファニート・ゴメスが頭で合わせたシュートは西日で GK ライナの反応が遅れたこともありそのままゴールイン。
前半は終了間際に先制したV・ヴェローナが1点のリードを持って折り返す。
同点に追い付きたいユベントスは54分にこぼれ球を回収したコンパニョンが右足でミドルシュートを放ったが、ボールは枠のわずかに右。反撃の狼煙を上げることができない。
すると63分にハルフレドソンが今度は右サイドに展開すると、ナリーニのクロスにタラリコがヘディングで合わせてV・ヴェローナのリードは2点に拡大する。
ユベントスは72分にマンチーニが右サイドからのクロスにオーバーヘッドキックで合わせたが、シュートはクロスバーの上。
逆に90分にリパーリからのサイドチェンジの処理が大きくなったところを狙われたエンゾアンゴのボールロストからザルペロンにカウンターを完結されて3失点目。
ユベントスは良いところがなく、V・ヴェローナに 0-3 の完敗を喫した。
なお、試合後にブランビッラ監督は次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達は常にポジティブな面に目を向けなければなりません。数多くの選手たちがトップチームのアーセナルとの親善試合に加わったのは喜ばしいことです。
彼らにとっては重要な経験となるでしょう。
一方でV・ヴェローナとの試合はプリマヴェーラなど今季は別のリーグで戦っている若い選手たちも共にプレーしました。ただ、これらが言い訳になってはなりません。
私達は負けたくないですし、今日の試合においても何ができたはずだと考えているからです。
前半は拮抗した試合でしたし、前半終了間際にゴールを許したことでバランスが少し傾いたことも事実です。ハーフタイム明けに相手が脚力とクオリティーで勝利を決定付けたと言えるでしょう」
中盤で落ち着きを与えてくれていたバッレネチェア選手やサイドでボールを引き取ってくれるバルビエリ選手が不在だった影響は否定できないでしょう。
ただ、“今季からBチームを主戦場にする選手” で試合に臨んだ結果と向き合わなければないません。この試合に出場したプリマヴェーラに籍を置く選手はユルディズ選手1人だけだったからです。
強いて言うなら、中盤のクオリティーが差になった試合でした。
V・ヴェローナの中盤は “エラス・ヴェローナやウディネーゼでプレーしたハルフレドソン選手” が健在でユベントス・Bチームの面々は「ハルフレドソン選手からの展開」を封じ切れませんでした。このレッスンを活かせるかが今後の課題でしょう。
Bチームの次戦は12月23日(金)に予定されているセリエC第20節トレント戦です。年内最終戦を良い形で締めくくることができるのかに注目です。