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Bチーム: V・ヴェローナに 4-1 で敗れ、リーグ戦13位で 2022/23 シーズンを終える

 2022/23 セリエC第38節が行われ、アウェイでV・ヴェローナと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は先制に成功するも後半に3失点を喫し、4-1 で敗れてリーグ戦13位でシーズンを終えることになりました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表:出場選手一覧(2022/23 セリエC第38節 V・ヴェローナ戦)
  選手名
GK 22: ダッファラ
DF 6: リッチオ(→ 19' st. 27: ベサッジョ)
13: ポーリ (C)
42: ハイセン
MF 2: サヴォナ
30: セルサンティ
28: バッレネチェア
11: クドリッジ
FW 10: コンパニョン(→ 10' st. 25: チェッリ)
7: セクロフ(→ 1' st. 40: セクロフ)
31: ペコリーノ(→ 19' st. 9: ダ・グラカ)

 ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を選択。ペコリーノ選手を CF に起用し、2列目にはコンパニョン選手とセクロフ選手を配置。DF と MF 陣は前節と同じ陣形で試合に臨みます。

 

 先手を取ったのはユベントス。12分にセクロフが右サイドに展開すると、サヴォナのクロスにクドリッジが頭で合わせて先制に成功する。

 対するV・ヴェローナはクロス攻撃を中心に反撃の狼煙を上げると、28分にセルサンティからボール奪取をしたダンティがショートカウンターを完結するミドルシュート。しかし、GK ダッファラが正面でキャッチをして防ぐ。

 V・ヴェローナは30分に左サイドを抜け出したファッブロからの折り返しを中央でフリーのゴメスがヘディングシュートで合わせるもボールは枠の右を通過。ユベントスは肝を冷やす。

 リードをして前半を折り返したいユベントスだったが、43分にトロンキンからのラストパスを受けたファッブロに同点ゴールを許し、1-1 の同点に追い付かれて前半を折り返すこととなる。

 勝って他会場の結果を待ちたいユベントスは後半開始と同時にユルディズを投入して攻撃陣のテコ入れを図る。

 だが、48分に右サイドをスピードで突破したファッブロをハイセンが後ろから引っ張る形で倒して PK を献上。この PK をダンティにゴール左上に決められ、2-1 と逆転を許してしまう。

 まずは同点に追い付きたいユベントスは66分に左サイドを抜け出したチェッリが強烈なシュートを放つが、枠のわずかに右を通過。チェッリは直後に惜しいヘディングシュートを放つもゴールが遠い展開が続く。

 冷静に時計の針を進めるV・ヴェローナは85分に縦パスから 2対1 の局面を作ると、ファッブロの右サイドからの折り返しをクリストファーセンが難なく合わせて3点目。3-1 と試合の行方を決定付ける。

 ユベントスは88分にユルディズがペナルティーエリア内で倒されて PK を得たが、ゴール右下を狙ったチェッリの PK は相手 GK シャウリスががっちりキャッチ。最後は92分にカウンターからダッファラに4点目を奪われて試合終了のホイッスル。

 試合は 4-1 でV・ヴェローナに軍配が上がり、13勝10分15敗の勝点49で13位となったユベントスはプレーオフ出場を逃して 2022/23 シーズンを終えることとなった。

 

 なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。

マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達は良いスタートを切り、リードを手にしました。ビハインドを背負った相手の姿勢が変わるのは当然のことです。事実、V・ヴェローナはプレッシャーを強め、私達は困難に直面しました。

 リードを2点に広げる好機を活かせなかったのは不運ですし、相手に自信を取り戻させて同点に追い付かれてしまいました。振り出しに戻ったものの後半開始早々に PK で逆にビハインドを背負い、全員が前に出ることを余儀なくされたのです。

 この敗戦が私達の今季の成果を消し去るものではありません。私達は今季のハードワークを知っています。選手たちは今日も魂を与えてくれましたし、私は選手たちを責めるつもりは毛頭ありません。

 ここでカンピオナートが終わってしまったのは残念です。前日会見でも述べたようにプレーオフ出場に値するからです。頭を上げて家路に着きたいと思います」

 




 

 ユベントス・Bチーム(= Next Gen)の 2022/23 シーズンが終了しました。リーグ戦での成績は13勝10分15敗の勝点49で13位。勝点3差でセリエB昇格プレーオフの出場権を逃す結果となりました。

 過去2シーズンの獲得勝点は「50強」と今シーズンと比較して大差がある訳ではありません。“圧倒的な実力差でセリエB昇格を決める優勝チーム” が不在で上位勢が混戦だったことが最後に響いたと言えるでしょう。

 ただ、今季はシーズン中にBチームからトップチーム・デビューを果たし、トップチームの戦力として計算される選手が複数輩出されました。

 この実績は来季以降も継続されるべきですし、その弊害として生じる「セリエB昇格プレーオフの出場権喪失」や「プリマヴェーラの引き抜きによる苦戦」は必要経費として割り切れることでしょう。

 

 来シーズンも今季と匹敵するぐらい有望な選手がBチームから輩出されることに期待です。