ユベントスは公式サイト上で現地1月18日に行われた株主総会でジャンルカ・フェレーロ会長を筆頭に新取締役5名が選出されたと発表いたしました。
選出された取締役5名と主な職責は以下のとおりです。
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- フィオランナ・ヴィットリア・ネグリ: リスク管理委員会
- マウリツィオ・スカナヴィーノ: CEO 兼 GM
- ジャンルカ・フェレーロ: 会長
- ディエゴ・ピストーネ: ESG (環境・社会・ガバナンス)委員会
- ラウラ・カッピエッロ: 報酬および人事委員会
注目点だったスポーツ部門は「スカナヴィーノ CEO 兼 GM」がトップに就任する体系が採られることが判明しました。
スカナヴィーノ GM に「監督を含むプロサッカーチームの編成能力」がどれだけ備わっているかは未知数です。したがって、今後は『スカナヴィーノ GM の下で手腕を発揮できるスポーツ・ディレクター』を探すことが本格化することでしょう。
フェレーロ会長とスカナヴィーノ GM を除く3名の新取締役は連座制が採用された形での任命になったと言えるでしょう。
“ネグリ会長のリスク管理委員会” にはピストーネ氏とカッピエッロ氏が委員として参加し、“ピストーネ会長の ESG 委員会” にはネグリ氏とカッピエッロ氏が参加。
“カッピエッロ氏の報酬および人事委員会” にはネグリ氏とピストーネ氏が参加すると発表されているからです。
前取締役会では『ブレーキ』が機能していなかったことは否定できませんし、その対策として「特定の取締役員による暴走ができない統治体系」が導入されるのは常套と見なされるでしょう。
本格始動が可能となったユベントスの新取締役会がどの課題から着手するのかにも注目です。