ユベントスが公式サイト上で2023年1月の移籍市場で成立した取引の一覧を掲載していましたので各部門ごとに分けて紹介いたします。「放出」や「期限付き移籍先の変更」が中心となりました。

トップチーム
ユベントスのトップチームに所属する選手が関係する取引は以下のとおりです。
| 選手名 | 移籍市場での動き | |
|---|---|---|
| MF | マッケニー | リーズに期限付き移籍。買取OPが付随 |
| DF | ペッレグリーニ | フランクフルトへの期限付き移籍は打ち切り |
| ラツィオに期限付き移籍。買取OPが付随 | ||
マッケニー選手がプレミアリーグのリーズに期限付き移籍。買取オプションが行使される可能性は現実的にあるため、今夏での完全移籍が前提になっていると言えるでしょう。
期限付き移籍先をラツィオに変更したペッレグリーニ選手も「今夏での完全移籍」が前提の立場です。
トップチームではボローニャがサッスオーロからキリアコプロス選手を獲得したため、「カンビアーゾ選手の復帰」が急浮上しましたが(ボローニャ側の固辞)で残留となっています。カンビアーゾ選手の立場に変化があるのかが注目点になるでしょう。
Bチーム(= Next Gen)
Bチームに所属する選手が関係した移籍市場での動きは下表のとおりです。
| 選手名 | 移籍市場での動き | |
|---|---|---|
| DF | ムレ | カタンツァーロへの期限付き移籍を打ち切り |
| 新たにモノポーリ(セリエC)に期限付き移籍 | ||
| MF | ニコルッシ | ズュートティロールへの期限付き移籍を打ち切り |
| 新たにサレルニターナへ期限付き移籍 | ||
| DF | デ・マリノ | ペスカーラへの期限付き移籍を打ち切り |
| 新たにフランカヴィッラ(セリエC)に期限付き移籍 | ||
| GK | センコ | ディオーシュジュール(ハンガリー2部)に完全移籍 |
| GK | クレスピ | クロトーネから期限付き移籍で加入 |
| DF | ヴェルドゥチ | シエナ(セリエC)に完全移籍 |
| MF | ラフィア | ペスカーラ(セリエC)に完全移籍 |
| MF | ズエッリ | ピサ(セリエB)に完全移籍 |
| FW | アケ | ディジョン(フランス2部)に期限付き移籍 |
| FW | F・コレイア | マリティモ(ポルトガル1部)に期限付き移籍 |
Bチームは4選手が完全移籍で2023年1月の移籍市場でチームを離れました。第2GK だったセンコ選手は母国ハンガリーに復帰。正 GK ガロファニ選手の負傷離脱による GK 不足でクロトーネからクレスピ選手を急遽借り入れる事態となっています。
順調に成長しているのはニコルッシ選手。ズュートティロール(セリエB)への期限付き移籍を打ち切り、セリエAのサレルニターナに新天地を求めて出場時間を積み重ねているからです。
一方で攻撃面で期待されるもBチームでは WB 起用が多かったアケ選手とF・コレイア選手はディジョンとマリティモに新天地を求めることとなりました。
マリティモには “F・コレイア選手との交換トレードでユベントスを離れたパブロ・モレノ選手” が在籍しており、キャピタルゲイン問題が疑われる取引の当事者が同僚になることは興味深いと言えるでしょう。
プリマヴェーラ
プリマヴェーラ(= U-19)以下の選手が関係する2023年1月の移籍市場での動きは次のとおりです。
| 選手名 | 移籍市場での動き | |
|---|---|---|
| FW | ガランテ | レッジャーナに期限付き移籍 |
| FW | ディ・ビアーゼ | ピストイエーゼから保有権を獲得 |
| ピストイエーゼに期限付き移籍 | ||
| GK | ゼレズニー | プロ契約を締結(U-17所属) |
| FW | ソスナ | SKスラヴィアから加入+プロ契約 |
育成年代では「プリマヴェーラに選手を供給する U-17 の年齢層の選手獲得」がメインとなっており、今回の移籍市場でも将来を見据えた動きが中心でした。
今後も「18歳前後でプリマヴェーラでのプレーが期待できる選手」の獲得が基本路線になると思われます。